沖縄-東海ヨットレースを終えて
2018年5月
Joker代表オーナー 稲垣靖
沖縄-東海ヨットレースを無事に終えることができ、また、予想以上の2連覇というご褒美付きということもあり、Jokerのメンバー一同、喜びと充実感でいっぱいです。今回の優勝は、前回よりも数段大きな喜びがあります。その理由は、次の2点と思います。
・前回(2016年)の優勝は、私たちの船(X-41)に有利な風と天候によるものが大きく、「ビギナーズラック」的な面があったこと。
・小笠原レース(2017年)での惨敗の反省を踏まえて、メンバー間で何度も何度も反省会をし、冬の間にメンバー全員でしっかりと準備をしてきたことに結果が出たこと。
ロングレースを終えると毎回感じるのですが、ロングレースは会社経営とよく似ていると思います。特に、720マイルという沖縄東海ヨットレースを無事に完走し、成果を出すためには、チームの「組織力」が必要と思います。レースに出場した10名以外にも、陸上支援や回航を含めるとメンバーは20名弱になります。個性的で、かつ、これだけの人数が一緒に活動するわけですから、それぞれ仕事や家庭の状況、ヨットの優先順位、考え方の違い等がぶつかり合います。今回の無事完走と連覇も、小笠原レース惨敗の反省を踏まえて、これらの課題を乗り越え、メンバー全員による目標に向けた強い思いと、相補い合う団結力の成果と思います。
また、毎回、ロングレースで顔を合わせるライバル艇との戦いも、我々チームのモチベーション向上のための非常に大きな要素です。お互いに切磋琢磨し、お互いの結果をたたえ合えることはとても気持ちが良いです(口では相当やり合いますが、、、)。私たちの団結力をより強固にしてくれる好敵手の存在にも心から感謝を申し上げます。
今は、冬の準備期間を含めた長い戦いが終わったばかりですので、次回のレースのことは考えられません。しかし、「継続は力なり!」という言葉もありますので、3連覇に向けて出場できることを前向きに考えていきたいと思います(心の叫びは、「今度こそ、勝ち逃げしたい!」ですが、、、、、)。
最後になりますが、このような素晴らしいレースを企画運営して下さった皆様に心から感謝を申し上げます。これからもJokerらしい「よく働き、よく遊ぶ」大人のヨットチームをめざして頑張りますので、皆様のご支援とご指導をよろしくお願い申し上げます!
(Jokerメンバー)
代表オーナー 稲垣 靖
共同オーナー 稲垣良次(大見満宏、青木秀人今回不参加)
艇長 石川信和
クルー 玉山稔章、伊藤陽一、三浦信郎、宮田毅志
高雄 逸、宮田晃三、竹内義典
陸上サポート 三浦桂子、大見満宏、稲垣美奈子
回航チーム 出口隆一、近藤伸次、郡司 勉