第11回三河湾周遊レース帆走指示書 2001.03.23
第11回三河湾周遊レース帆走指示書
(JSAF外洋東海レース)
主催 JSAF外洋東海
1.適用規則
IMS部門:
国際セーリング競技規則(RRS)1997-2000、JSAF外洋レース規則2000、IMSルール及びレギュレー
ションズ2000、JSAF特別規定2001‐2002、および本帆走指示書による。
ORCクラブ部門:
国際セーリング競技規則(RRS)1997-2000、JSAF外洋レース規則2000、JSAF ORCクラブ運用
規定、JSAF特別規定2001‐2002、および本帆走指示書とする。
但し、両部門共、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。
2.責任の所在
1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十分に艤装さ
れ、かつ、必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるようにしなけ
ればならない。
オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が適正
に維持格納され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。
2)本規則、ORC特別規定およびその他のJSAFが定める外洋レースに関わる特別規定の制定、適用
およびこれ等の諸規定に基づく検査の実施によって、オーナーの全面的な責任は免れ得るものではな
い。
3)乗組員は、自己の責任に於て自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と乗組員の安全
の確保に努めなければならない。
乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を磨
き、また全ての装備および安全備品の使用法と置場所を熟知するよう努めなければならない。
4)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て各乗組員の責任のみで決定される。
5)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで決定され
る。
6)参加艇や乗組員の事故(死亡、障害、沈没、破損等)および第三者に与えた損害についてはJSAF
並びに主催団体は如何なる責任も負わない。
3.参加資格
1)登録艇または会友艇であり、JSAF特別規定(SR)に基づき、カテゴリー4以上の確認を済ま
せ、登録されている艇。
2)IMS部門:
・IMSレギュレーション第1章及び第2章を満たし、かつIMSの有効なレーティングを所有して
いる艇。
ORCクラブ部門:
・有効なORCクラブレーティングを所有している艇。
3)乗員は両部門共4名以上で、IMS部門は全員が、ORCクラブ部門は1/2以上がJSAF外洋会員
であること。ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。
IMS部門でオーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員1名を会員扱いとする。
4.出艇申告・体重チェック・艇長会議
事前:出艇申告 3月29日までにEメール又はFAXでJSAF外洋東海事務局へ申告すること。
乗員の会員証コピー提示は不要。
当日:出艇申告 4月 1日(日)06:45縲怩O7:15 日産マリーナ東海
体重チェック(IMS部門だけ) 当日の出艇申告時(06:45縲怩O7:15)に体重チェッ
クを行います。その時に本人確認の為、免許証・写真付き身
分証明書などを提示して下さい。
艇長会議 4月 1日(日)07:00縲怩O7:15 日産マリーナ東海
各艇の艇長は必ず出席すること。又艇長は誓約書(事前にメールで送付)にサインし
て提出すること。JSAFSR2001-2002のスタンダードインスペクションシートの
2項(レースに参加する艇は必ずレース参加契約書と共にインスペクションシートに
署名の上、レース委員会に提出すること)は免除する。
・艇参加料(前納) 10,000円
・乗員参加料(当日) 会員1名1,000円、非会員1名2,000円
当日入会を受付けます。
5.インスペクション
レース委員会は、事前(出艇申告受付時より)、事後(各艇フィニッシュ後20分まで)を含めて、参加
艇がレースの条件に適合しているかをチェックする権限があり、艇の 責任者はそれを拒否できない。
6.競技者への通告
事前:レース3日前から前日までエントリーリスト、スクラッチシートをホームページに掲載する。
又、公式の通達を掲載することがあるので必ず確認すること。最終掲載時間は3月30日(金)1
2:00とする。
当日:日産マリーナ東海南館に設置する公式掲示板に掲示される。
公式掲示板、確認時間 レース当日 07:15
7.レースの日程
スタート予告信号予定時間 4月1日(日)07:55
8.コース
幡豆(S)→(ウエザーマーク)→豊橋?1ブイ(時計回り)→野島(時計)→衣浦港口(F)
ウエザーマークを設置することがある。その場合には、本部船にてフラッグで指示する。
即ち、緑旗=反時計 赤旗=時計回りに廻航すること。
9.スタート
1)スターティング・ラインはポートの端となるオレンジ色マークと、スターボードの端となる本部船の
オレンジ旗掲揚ポールの間とする。
2)レースは以下によってスタートする。クラス旗は、JSAFクラブ旗を使用し、IMS部門・ORC
クラブ部門同時スタートとする。
信号 旗と音響 スタート信号までの時間(分)
予告 クラス旗:音響1声 5
準備 P旗、I旗、Z旗、黒色旗:音響1声 4
1分 準備信号の降下:長音1声 1
スタート クラス旗の降下:音響1声 0
RRS30.1、30.2、30.3の前文
「準備信号の前、又は準備信号と共にI旗、Z旗、黒色旗が掲揚され、且つ……」の文をそれぞれ
以下と置き換える。
「I旗、Z旗、黒色旗が準備信号として掲揚され、且つ……」
3)スターティングラインはスタート信号5分後に消滅し、同時刻までにスタートしなかった艇はDNS
とする。
10.フィニッシュ
フィニッシング・ラインは、衣浦港、白色灯台の南西約300mに設置し、ポートの端となるオレンジ色
マークと、スターボードの端となる本部船のJSAFエンサインを掲揚したマストの間とする。
11.タイムリミット
タイムリミットは4月1日(日)17:30とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとす
る。
12.ジュリー 長坂 収 大島 茂樹 長谷川 富延 沢田 一彦 河内 道夫
13.抗 議
抗議は所定の書式に記入し、自艇フィニッシュ後1時間30分以内にレ竏茶X委員会(フィニッシュのコミ
ッティーボート)に提出しなければならない。
抗議に関わる通告は、フィニッシュのコミッティーボートより指示する。
14.失格に代わる罰則
1)RRS第2章以外の規則違反については、プロテスト委員会の判断により、失格または5%のタイ
ム・ペナルティを課すことができる。
2)RRS29.1およびRRS30.1に関わる規則違反については、5%のタイム・ペナルティを適用
する。その場合には、レース委員会の抗議は必要としない。
3)岩礁・大謀網などから離脱する為にエンジンを使用した場合にはプロテスト委員会の判断により、失
格または20%のタイム・ペナルティを課すことができる。
15.エンジンの使用
1)落水者救助、遭難艇救助、対船舶衝突回避(緊急避難)、その他の緊急かつ切迫した事態に対処する
為に、エンジンを使用することができる。
その場合には、使用した目的・時間・場所等の状況について、フィニッシュ後レース委員会に速やか
に報告しなければならない。
2)投揚錨、排水および充電のためにエンジンを使用することができる。但し、プロペラが回転しないよ
うにしなければならない。
16.レース旗
1)レース参加艇は所定のレース旗をスタート10分前からフィニッシュまたは棄権するまでバックステ
イに掲揚していなければならない。
但し、その高さはレース旗の下端がデッキの上から1.5m以上とする。
2)レースを棄権する場合にはレース旗を直ちに降下しなければならない。
17.棄権艇の通知義務
1)出艇申告した艇がスタートしない場合には、その旨をレース委員会に速やかに通知しなければならな
い。
2)レースを棄権した場合には、その旨をレース委員会に速やかに通知しなければならない。
但し、電話による場合には、これを必ず艇の責任者が行い、第三者による伝言は避けなければならな
い。
18.無線送信の禁止
無線送受信機および携帯電話は、遭難・緊急・安全の各通信、ならびに気象・海象に関する情報を気象
庁・測候所等の公的機関から聴取する場合以外に使用してはならない。
19.ハンディキャップ
1)方式
IMS部門:
「サーキュラーランダム」を使用する。ミックスディヴィジョンレースとする。クルーザーレーサー
ディヴィジョンにはDAを適用する。アコモデーションノンファイルド艇には、TAの1%ペナルテ
ィを与える。
ORCクラブ部門:
「パフォーマンスライン」を使用する。ミックスディヴィジョンレースとする。
2)修正時間は、秒単位迄を算出し、小数点以下を四捨五入する。
3)修正時間が同一の場合には、両部門共GPHの大きい方の艇を上位とする。
20.部門分けと得点(JSAF外洋東海2001年度レース実施要項)
各部門は、2艇以上の参加をもって成立する。スタートした艇の数に関らず正規に完走した艇のみが順位
による得点を得ることができ、フィニッシュしなかった艇は順位によらない(DNFなどの)得点しか得
られない。
各部門は参加数に応じてさらにクラス分けをすることがある。
21.表彰(JSAF外洋東海2001年度レース実施要項)
参加数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰する。
・JSAF外洋東海5月親睦会にて表彰する。日時、場所は参加艇に追って連絡する。
22.緊急救助体制
各艇からの連絡状況、気象・海象の状況等から遭難の可能性が高いとレース委員会が判断した場合は、当
該艇から申告を受けた緊急連絡先に連絡し、協議のうえ海上保安庁に捜索要請を行うことがある。
23.レース委員会の所在
4月1日(日) 06:45からレース終了まで
日産マリーナ東海 0563竏窒U2竏窒S511
レース委員長 豊田 哲郎
レース副委員長 加古 恭一 沢田 一彦
24.緊急連絡先
蒲郡海上保安署 TEL 0533竏窒U8竏窒S999
衣浦海上保安署 TEL 0569竏窒Q2竏窒S999
P.S.レース参加艇の日産マリーナ東海での保留(3月31日から4月1日出港まで)は日産マリーナ東
海の好意で無料です。