第27回東海チャンピオンシップシリーズレース帆走指示書 2002.10.07
第27回東海チャンピオンシップ帆走指示書
主催 JSAF外洋東海
1.適用規則
IMS部門:
セーリング競技規則(RRS)2001-2004、JSAF外洋レース規則2000、IMSルールおよびレギュ
レーションズ2002、JSAF特別規定2001-2002、JSAF外洋東海2002年度年間実施要項、当該
実施要項並びに本帆走指示書とする。
ORCクラブ部門:
セーリング競技規則(RRS)2001-2004、JSAF外洋レース規則2000、JSAF・ORCクラブ運
用規定、JSAF特別規定2001-2002、JSAF外洋東海2002年度年間実施要項、当該実施要項並
びに本帆走指示書とする。
但し、両部門共、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。
2.責任の所在
1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは所有艇が十分に艤装され
、かつ、必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるようにしなけれ
ばならない。
オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が適正
に維持格納され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。
2)乗組員は、自己の責任に於いて自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と乗組員の安
全の確保に努めなければならない。
乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を磨
き、また全ての装備および安全備品の使用方法と置場所を熟知するよう努めなければならない。
3)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは、全て各乗組員の責任のみで決定される。
4)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで決定される
5)参加艇や乗組員の事故(死亡、傷害、沈没、破損等)、について、JSAF並びに主催団体は如何な
る責任も負わない。
3.参加資格
1)参加艇はJSAFの登録艇であること。
2)部門別
IMS部門:
・有効なIMSレーティングを所持している艇。アコモデーションノンファイルド艇にはTAの1%
ペナルティを与える。
・JSAF特別規定(SR)に基づき、カテゴリー?以上の確認を済ませJSAF外洋東海に登録さ
れている艇。
ORCクラブ部門:
・有効なJSAF・ORCクラブレーティングを所持している艇。
・JSAF特別規定(SR)に基づき、カテゴリー?以上の確認を済ませJSAF外洋東海に登録さ
れている艇。但し、レーティングを取得する時にIMSレーティングからコンバートした艇は、ア
ンカーを2ヶ搭載していること。
3)乗員
・乗員は両部門共4名以上(IMS部門は乗員の総体重が有効なレーティング証書に記載されている
数値を超えてはならない)で、両部門共全員がJSAF外洋の会員であること。
ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。
又、オーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員2名を会員扱いとする。
尚、本シリーズにおけるオーナー権利の扱いはシリーズを通して1人とし、事前の出艇申告(シリ
ーズ中の乗員登録)で行なうものとする。
・他艇との重複エントリーは認めない。
4.事前の出艇申告、体重チェック、艇長会議、レース別の出艇申告
1)事前の出艇申告(シリーズ中の乗員登録) 10月30日(水)までにEメールまたはファックスで
JSAF外洋東海へ全レースに乗艇する全ての乗員を申告すること。
2)体重チェック(IMS部門だけ)
11月2日(土)07:30縲怩O8:30 日産マリーナ東海
11月3日(日)06:15縲怩O6:30
11月9日(土)、10(日)07:00縲怩O7:30
レース別の出艇申告時に行う。一度測定した体重チェックをシリーズ中の公式体重とする
3)艇長会議 11月2日(祝)08:00縲怩O8:30 日産マリーナ東海
各艇の艇長は必ず出席すること。艇長は誓約書(当日配布)にサインすること。
4)レース別の出艇申告(レースごとの乗員登録)
レース艇は、その日のレースごと(2レースある日は一緒に又、2レース目の乗換はジュリーの許可
がなければ認めない)に所定のレース別出艇申告書(当日配布)をIMS部門スタート予定時刻の9
0分前までにレース本部へ提出しなければならない。
5)乗員の追加登録
乗員の追加登録は、その日のIMS部門スタート予定時刻の90分前迄とし、レース本部へ書面をも
って行なうこと。
[会員証の写し。IMS部門だけ体重チェック必要]
5.競技者への通告
1)競技者に対する通告は日産マリーナ東海南館のレース本部前公式掲示板にて行う。
2)レース委員会からの通告及び帆走指示書の変更等は、その日のIMS部門スタート予定時刻の90分
前までに公式掲示板に掲示される。
6.インスペクション
レース委員会は、事前(レース別の出艇申告受付時点縲恬告信号)および事後(その日の最終レースのフ
ィニッシュ時点縲怩U0分後)にインスペクション・チェックを行う場合がある。その場合艇長はインスペ
クション・チェックに立ち会わなければならない。
7.陸上で発せられる信号
1)陸上で発せられる信号は、レース本部前に設置するフラッグポールに掲げられる。
国際信号旗の意味は次の通り。
竏秩eN’
本日のレースは中止された。
竏秩eAP’
本日のレースは延期された。
IMS部門予告信号は当信号旗降下、85分以降に発せられる。
竏秩eL’
競技者への通告が掲示されている。
信号旗の掲揚と同時にRRS‘レース信号’に基づく音響信号が発せられる。
8.レースの日程
1)IMS部門のレース日程は次の通りとし、ORCクラブ部門は5分遅れとする。
レース 予告信号の時刻
第1レース 11月 2日(土) 09:55 (風上/風下レース)
第2レース 11月 2日(土) 第1レース終了後 (風上/風下レース)
第3レース 11月 3日(日) 07:55 (37M)
第4レース 11月 9日(土) 08:55 (風上/風下レース)
第5レース 11月 9日(土) 第4レース終了後 (風上/風下レース)
第6レース 11月10日(日) 07:55 (25M)
2)第2、第5レースのスタート予告信号はL旗(スタート信号10分前に掲揚)降下1分後とする
3)11月2日と9日の予告信号は両部門共15:00以降には発せられない。
9.スタート海面 スタート海面は、橋田鼻灯台から南約2マイルの地点。
10.スターンチェック
参加艇は本部船にスタート海面到着確認のスターンチェック(各レースのスタート予定時刻15分前から
6分前までの間に)を受けなければならない。「本部船のスターン付近を通過すること」
11.泊地及び上架
1)レース艇は、シリーズ期間中(第1レース当日の08:30から最終レ竏茶Xの出港まで)の泊地は、
日産マリーナ東海を使用しなければならない。
2)上架又は、ホームポートへの帰港が必要となった場合には文書で事前にジュリーの許可を受けなけれ
ばならない。
12.潜水用具
シリーズ期間中、水中呼吸器の使用を認めるが、プラスティックプール又はこれに類する用具は用いては
ならない。
13.コース
1)第1、2、4、5レースのコースは
スタート(2)→1→2→1→2→フィニッシュ(1)
各マークを、ポート側に見て廻航すること。
第1.2レグ 第3.4レグ 第5レグ
1 1 1↑△
┌─┐ ┌─┐ ○│
│○│ │○│ │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ ↓2│ │
│2│ ○│ 2│○│
↓○│△ ─┘ └─┘
2)スターティングラインから第1マークへの概略コンパス方位と距離は、本部船に掲示する。
3)第3レースのコースは
1 スタート→生田鼻ブイ(反時計)→沖の瀬ブイ(反時計)→豊橋?1ブイ(反時計)
→フィニッシュ
2 スタート→生田鼻ブイ(反時計)→野島(反時計)→フィニッシュとし、
1か2の指示は当日の06:55に公式掲示板に掲示する。
4)第6レースのコースは
スタート→生田鼻ブイ(反時計)→野島(反時計)→フィニッシュ
第3、第6レースは
・ウェザーマークを設置することがある。その場合は、本部船に青旗又は赤旗を掲揚する。
青旗=反時計、赤旗=時計回りにウエザーマークを回航することを意味する。
14.マーク
各マークは三角形のオレンジ色ブイを使用する。
第3、第6レースのフィニッシュマークだけは円筒形のオレンジ色ブイを使用する。
15.コミッティーボート
1)スタート、フィニッシュの本部船には、JSAFエンサインを掲揚する。
スタート後フィニッシュラインを設置するまで本部船はコミッティーボートとなる。
2)本部船以外のコミッティーボートにはコミッティー旗(白地に赤横線2本)を掲揚する。
16.スタート方法及びスタートに関する信号
1)スタートはRRS26の方式とする。
IMS部門のクラス旗はピンク旗、ORCクラブ部門のクラス旗はグリーン旗を掲揚する。
信号 旗と音響 スタート信号までの時間(分)
予告 クラス旗;音響1声 5分
準備 P旗、I旗、Z旗、I旗とZ旗、または黒色旗;音響1声 4分
1分前 準備信号の降下;長音1声 1分
スタート クラス旗の降下;音響1声 0
2)スターティングラインはポートの端となるオレンジ色のスタートマークとスターボードの端となる本
部船のオレンジ旗掲揚ポールの間とする。
3)レース艇はスタート信号後、4分を経過した後はスタートしてはならない。
4)ORCクラブ部門の予告信号はIMS部門のスタート信号と共に発せられる。
17.個別リコール
リコール艇があった場合には、本部船にX旗を掲げ音響信号1声が発せられる。
掲揚の時間は、全てのリコール艇がスターティングライン、又はその延長線のプレスタート・サイド
に完全に入るまで、また規則30.1が適用された場合にはそれに従うまで、またはスタート信号後の4
分間とする。
18.ゼネラルリコール
スタート信号時にスターティングラインのコースサイドにいる艇、もしくは規則30の適用を受ける艇
を特定できない場合、またはスタートの手順に誤りがあった場合、レース委員会はゼネラルリコール
信号の第1代表旗を掲揚し、音響信号2声を発する。第1代表旗は次の予告信号1分前に降下する。
IMS部門がゼネラルリコールの場合、ORC部門のスタートは順次繰り下げられる。
19.スタートの延期
スタートの延期は、本部艇にAP旗を掲揚し、音響信号(2声)を発して通告する。
スタート予告信号はAP旗降下1分後とする。
IMS部門でスタートの延期が有った場合、ORCクラブ部門のスタートは順次繰り下げられる。
20.コース変更
1)コース変更がある場合は、変更されるレグの起点となるマーク付近で運営艇にC旗を掲げ、新しいマ
ークのおおよそ方位と距離を示し、反復音響信号を発して知らせる。
2)コース変更は、新しいマークが設置されていなくとも、先頭艇が次のレグに入る前に反復音響信号を
発し知らせる事ができる。
21.コース短縮
1)コースのレグを短縮する場合は、コミッティーボートにS旗を掲げ、音響信号2声を発する。
またコース短縮の信号が発せられた場合は、トップ艇がまさに回航せんとするマークでフィニッ
シュするものとする。
2)第3、第6レースはスタート後のコース変更、短縮は行わない。
22.フィニッシュ
1)第1、2、4、5レースのフィニッシングラインはポートの端となるオレンジ色のフィニッシュマー
クとスターボードの端となる本部船のブルー旗掲揚ポールの間とする。但し、フィニッシュの本部船
はブルー旗掲揚のコミッティーボートで行うことがある。
2)第3、第6レースのフィニッシングラインは、日産マリーナ東海防波堤(東側)上のJSAFエンサ
インを掲げたポールと日産マリーナ東海入口灯台東、約0.1マイル付近に設置するオレンジ色マー
ク(円筒形)との間とし、オレンジ色マークをスターボード側に見てフィニッシュすること。
フィニッシュが夜間になった場合にはフィニッシュマークに白色点滅燈を掲げる。レース艇はフィニ
ッシュ約10分前に発光信号A符連送(・竏秩E竏秩E竏秩jでフィニッシュの予告を行い、フィニッシュ
時には自艇のセールナンバーを照射すること。
23.タイムリミット
1)第1、2、4、5レースのタイムリミットは両部門共スタート後2時間30分または各部門のトップ
艇フィニッシュ後45分のどちらか短い方とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFと
する。
2)第3レースは両部門共スタート後10時間、第6レースは両部門共スタート後7時間とし、それ以前
にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。
24.ジュリ竏箪r
委員長 都築 勝利 委 員 長坂 収 長谷川 富延 河内 道夫
25.抗 議
1)抗議はRRS-61に従って行わなければならない。
2)赤色旗を掲揚してフィニッシュし、抗議を提出する艇は、その旨を本部船(第3、第6レースは陸上
レース本部)に通告しなければならない。(RRS61.1-追加)
3)抗議のある艇は所定の書式に記入し、自艇フィニッシュ後90分以内にレース本部に提出しなければ
ならない。
4)抗議にかかわる通告は、抗議締切り後出来るだけ早くレ竏茶X本部前に設置する公式掲示板に掲示され
る。
26.失格に代わる罰則
1)RRS第2章にかかわる規則違反については、第1.2.4.5レースはRRS44.2(720度回転のペナ
ルティー)を適用し、第3、第6レースはRRS44.3(得点のペナルティー)を適用する。
第3、第6レースに限り、軽微な早すぎるスタートをし、定められた方法でリコールを解消しなかっ
た艇については、OCSに代えて5パーセントのタイムペナルティが課せられる場合がある。
その場合にはレース委員会の抗議は必要としない。
2)RRS第2章以外の規則違反についてはジュリーの判断により5%のタイムペナルティまたは失格を
課すことができる。
但し、軽微な規則違反についてはジュリーの判断により罰則を課さないことがある。
3)岩礁・海苔網などから離脱する為にエンジンを使用した場合にはジュリーの判断により、失格または
20%のタイム・ペナルティを課すことができる。(<帆走指示書26の1>のその他緊急事態とは異
なる)
27.エンジンの使用
1)落水者救助、遭難艇(船舶)救援、衝突回避、その他緊急事態に対処するエンジンを使用することが
できる。
但し、エンジンを使用した場合には、その状況(使用した目的・時間・位置等)について、フィニッ
シュ後レース委員会に速やかに報告しなければならない。
2)投揚錨、排水および充電のためにエンジンを使用することができる。但し、プロペラが回転しないよ
うにしなければいけない。
3)スタート4分前以後はエンジンを使用してはならない。
28.レース旗
レース艇はJSAF所定のレース旗をスタート5分前からフィニッシュするまで、もしくは棄権するまで
バックステイに、下端がデッキ上1.5m以上になるように掲げること。
レースを棄権した場合には、直ちにレース旗を降ろさなければならない。
29.レース艇の義務
1)レース別の出艇申告をした艇がスタートをしない場合には、すみやかにその事実をレース本部に報告
しなければならない。
2)棄権艇、タイムリミットにかかった艇はできるだけ速やかにその事実をレース本部に報告しなければ
ならない。
電話、無線による場合には、必ず艇の責任者がこれを行い、第三者による伝言は避けなければならな
い。
30.ライフジャケット
1)海況に応じてライフジャケット、ライフベルトを着用すること。
2)本部船にY旗が掲揚された場合、乗組員全員はライフジャケットを着用しなければならない。
31.帰着申告
レース艇は自艇のフィニッシュ後(2レ竏茶Xある場合は2レ竏茶X目のフィニッシュ後)90分以内にレー
ス本部に用意された帰着申告書にサインすること。
32.ハンディキャップ
1)方式
IMS部門:
ミックスディビジョンとしクルーザーレーサーディビジョンヨットにはDAを適用する。
アコモデーションノンファイルド艇にはTAの1%ペナルティーを与える。エイジアローワンス(×
1)を適用する。
第1、2、4、5レース:上下コースの上と下の距離の割合によるBRR WIND STEADY
を使用。
第3、第6レース:サーキュラーランダムを使用。
ORCクラブ部門:
エイジアローワンス(×2)を適用する。
第1、2、4、5レースはTMF方式を使用する。
第3、6レースはPLS方式を使用する。
2)修正時間は、秒単位までを算出し、小数点以下を四捨五入する。
3)修正時間が同一の場合には、IMS部門はGPHの大きい方の艇を上位とし、ORCクラブ部門はT
MF値の小さい方の艇を上位とする。
33.部門・クラス分け
各部門は2艇以上の参加をもって成立する。各部門は参加艇数に応じてさらにクラス分けをすることがあ
る。
34.得点
1)得点及び順位
1位 (エントリー数+1/4点)×N DNS (DNCの艇数+1点)×N
2位 (エントリー数竏窒P点)×N OCS 同 上
3位 (エントリー数竏窒Q点)×N DNF 同 上
RET 同 上
以下同様とする DNC 1点×N
DSQ 0点
但し、Nは各レースの得点係数
得点係数
本シリーズの各レースの得点係数は次のとおりとする
第1.2.4.5レース : N=1.0
第3レース : N=1.5
第6レース : N=1.2
2)上記の高得点方式とし、捨てレースは無いものとする。
35.シリーズの成立
本シリーズは6レースの内2レースの成立をもってシリーズの成立とする。
36.タイ
最終合計得点が同点の場合第3レースの成績の上位の艇を上位とする。
それでもタイが解けない時は、第6レースの成績の上位の艇を上位とする。
それでもタイが解けない時は、第1、2、4、5レースの1位(2位、3位、…順に続く)の数が多い艇
を上位とする。
37.表彰
参加艇数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰する。
38.レース委員会(レース本部)の所在
11月 2日(土)07:30から18:00まで
11月 3日(日)06:15から19:00まで
11月 9日(土)06:30から18:00まで
11月10日(日)06:15から17:00まで
日産マリーナ東海 TEL 0563竏窒U2竏窒S511
直通TEL 090竏窒V679竏窒P431
レース委員長 丹羽 徳子
レース副委員長 長坂 収
39.緊急連絡先
名古屋海上保安部 Tel 052竏窒U61竏窒S999
蒲郡海上保安署 Tel 0533竏窒U8竏窒S999
衣浦海上保安署 Tel 0569竏窒Q2竏窒S999