第3回東海スプリングレガッタ帆走指示書 2003.04.20  

            第3回東海スプリングレガッタシリーズ帆走指示書
            (4月26日、27日の第1レース縲恆謔Sレース)

1.適用規則
 IMS部門:
  セーリング規則(RRS)2001-2004、JSAF外洋レース規則2000、IMSルールおよびレギュレーション
  ズ2003、JSAF特別規定(SR)2003-2004、JSAF外洋東海2003年度レース実施要項および本帆走

  指示書とする。
 ORCクラブ部門:
  セーリング規則(RRS)2001-2004、JSAF外洋レース規則2000、ORCクラブルール、JSAF特別規
  定(SR)2003-2004、JSAF外洋東海2003年度レース実施要項および本帆走指示書とする。
 オープン部門:
  セーリング規則(RRS)2001-2004、JSAF外洋レース規則2000、TSF方式、JSAF外洋東海2003年
  度レース実施要項および本帆走指示書とする。

  全部門共、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。

2.参加資格
 1)参加艇はJSAF登録艇、非会員艇(オープン部門だけ)のいずれも参加できる。
 2)部門別
    IMS部門:
     IMSレギュレーション第1章及び第2章を満たし、かつIMSの有効なレーティングを所有し
     ている艇でJSAF特別規定(SR)に基づき、カテゴリー4以上の確認を済ませ、登録されて
     いる艇。
    ORCクラブ部門:
     有効なORCクラブレーティングを所有している艇でJSAF特別規定(SR)に基づき、カテ
     ゴリー4以上の確認を済ませ、登録されている艇。
    オープン部門:
     日本小型船舶検査機構の検査証を所持していること。ハンディキャップ(TSF)はレース委員
     会が決定する。
 3)乗員
    ・乗員は全部門共4名以上で、IMS部門、ORCクラブ部門は全員が、JSAF外洋の会員であ
     ること。ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。IMS部門については乗員の総体重は有効
     なレーティング証書に記載されている数値を超えてはならない。IMS部門、ORCクラブ部門
     ではオーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員2名を会員扱いとする。又、オ
     ープン部門に参加する場合、乗員のうち1名は外洋ヨットレース規則の理解を深めるためJSA
     F外洋の会員であること。但し登録艇、クラブ会員所属艇は除く。
    ・第3回東海スプリングシリーズを通してエントリーしている艇の乗員は、他艇との重複エントリ
     ーは出来ない。

4.出艇申告・体重チェック・艇長会議
 1)事前:出艇申告 4月23日(水)16:00までにEメール又はFAXでJSAF外洋東海事務局
      へ申告すること。
 2)当日:出艇申告 4月26日(日)07:30縲怩O8:30 日産マリーナ東海
   体重チェック:当日の出艇申告時に体重チェックを行います。(IMS部門だけ)
       本人確認:免許証・写真付き身分証明書などを提示して下さい。
 3)艇長会議   4月26日(日)08:00縲怩O8:30 日産マリーナ東海
       各艇の艇長は必ず出席すること。又艇長は誓約書(事前にホームページの事前公式掲示板・
       レースエントリーから取れる方は取って下さい。)にサインして提出すること。
 4)レース別の出艇申告
   レース艇は、その日のレースごと(2レースある日は一緒に又、2レース目の乗換はジュリーの許可
   がなければ認めない)に所定のレース別出艇申告書(当日配布)をスタート予定時刻の90分前まで
   にレース本部へ提出しなければならない。又、本部船に対しスタート海面到着確認のスターンチェッ
   クを受けなければならない。
  (本部船のスターン付近を通過すること)
 5)乗員の追加登録
   乗員の追加登録は、その日のスタート予定時刻の90分前迄とし、乗員参加料を添えて、レース本部
   へ書面をもって行なうこと。
   [会員証の写しと体重チェック必要(IMS部門だけ)]

5.競技者への通告
 事前:レース3日前から前日までエントリーリスト、スクラッチシートをホームページに掲載する。又、
    公式の通達を掲載することがあるので必ず確認すること。
    最終掲載時間は4月23日(水)12:00とする。
 当日:日産マリーナ東海 レース本部前に設置する公式掲示板に掲示される。
    公式掲示板、確認時間  4月26日 08:30

6.インスペクション
 レース委員会は、事前(出艇申告受付時より)、事後(各艇フィニッシュ後20分まで)を含めて参加艇
 がレースの条件に適合しているかをチェックする権限があり、艇の責任者はそれを拒否できない。

7.陸上(海上)で発せられる信号
 1)陸上で発せられる信号は、レース本部前に設置するフラッグポールに掲げられる。
   国際信号旗の意味は次の通り。
     竏?’N’  
       本日のレースは中止された。  
     竏?’AP’  
       スタートしていないレースを延期する。
       予告信号は降下85分以降に発する。
     竏?’L’  
       陸上:競技者への通告を掲示した。
       海上:声の届く範囲に来い。またはこの艇に続け。  
     信号旗の掲揚と同時にRRS’レース信号’に基づく音響信号が発せられる。  

8.レースの日程
 第1レース 予告信号4月26日(土)09:55(風上/風下レース)
 第2レース 第1レース終了後(風上/風下レース)
 第3レース 予告信号4月27日(日)08:55(風上/風下レース)
 第4レース 第3レース終了後(風上/風下レース)
 いずれのスタートも各部門同時スタートとする。
 第2、4レースのスタート時刻は本部船に揚げるL旗降下後、6分とする。
 4月26日は16:00以降のスタートは行わない。
 4月27日は15:30以降のスタートは行わない。

9.スタート海面
 スタート海面は橋田鼻灯台から南約2マイルの地点

10.コース  
 1)レースのコースは、スタート(2)→1→2→1→2→フィニッシュ(1)  
   マークは、全て反時計回りに廻航すること。  

    第1.2レグ         第3.4レグ         第5レグ    
      1              1             1↑△  
     ┌─┐            ┌─┐            ○│  
     │○│            │○│              │  
     │  │            │  │              │  
     │  │            │  │             │  
     │  │            │  │             │  
     │  │            ↓2 │             │  
     │2 │              ○ │          2│○│  
     ↓○│△            ─┘           └─┘  
  
2)各レース共、スターティングラインから最初のマークへの概略コンパス方位と距離は、本部船に掲示す
  る。  
        
11.マーク  
 マークはオレンジ色ブイを使用する。  
  
12.コミッティーボート  
 1)スタート・フィニッシュの本部船には、JSAFエンサインを掲揚する。  
   スタート後フィニッシュラインを設置するまで本部船はコミッティーボートとなる。  
 2)本部船以外のコミッティーボートにはコミッティー旗(白地に赤横線2本)を掲揚する。  
  
13.スタート  
 1)スタートは、RRS26を用い、クラス旗はJSAFクラブ旗を使用する。  

   信号    旗と音響                    スタート信号までの時間(分)

   予告   クラス旗;音響1声                     5分 

   準備   P旗、I旗、Z旗、I旗とZ旗、または黒色旗;音響1声    4分 

   1分前  準備信号の降下;長音1声                  1分

   スタート クラス旗の降下;音響1声                  0 

 2)ターティングラインはポートの端となるオレンジ色のマークと、スターボードの端となる本部船のオ
   レンジ旗掲揚ポールの間とする。  
   レース艇はスタート信号後、5分以内にスタートしなければならない。同時刻までスタートしなかっ
   た艇はDNSとする。  
  
14.個別のリコール  
 リコール艇があった場合には、本部船にX旗を掲げ音響信号1声が発せられる。  
 掲揚の時間は、全てのリコール艇がスターティングライン、又はその延長線のプレスタート・サイドに完
 全に入るまで、また規則30.1が適用された場合にはそれに従うまで、またはスタート信号後の4分間とす
 る。

15.ゼネラルリコール  
 スタート信号時にスタートラインのコースサイドにいる艇、もしくは規則30の適用を受ける艇を特定でき
 ない場合、またはスタートの手順に誤りがあった場合、レース委員会はゼネラルリコール信号の第1代表
 旗を掲揚し、音響信号2声を発する。第1代表旗は次の予告信号1分前に降下する。

16.スタートの延期
 スタートの延期は、本部艇にAP旗を掲揚し、音響信号2声を発して通告する。
 スタート予告信号はAP旗降下1分後とする。
  
17.コースの変更
 1)コースの変更は、その変更されるレグの起点となるマークの近くでコミッティボートにC旗を掲揚 
   し、かつ、反復音響信号を発し、新しいマークの大凡の方位と距離を掲示して通告する。
 2)コースの変更は、新しいマークが設置されていなくても、その変更されるレグを先頭艇が帆走する前
   に通告される。

18.コースの短縮
 コースの短縮は、コミッティボートにS旗を掲揚し、音響信号2声を発して通告する。
 この場合にはレース艇はブルー旗を掲揚したコミッティボートとマークの間でフィニッシュすること。

19.レースの中止
 レースの中止は、本部艇にN旗あるいはN/H旗またはN/A旗を掲揚し、音響信号3声を発して通告す
 る。
 新しいスタートの予告信号はN旗降下1分後とする。

20.フィニッシュ  
 フィニッシングラインはポートの端となるオレンジ色のフィニッシュマークとスターボードの端となる本
 部船のブルー旗掲揚ポールの間とする。
 但し、フィニッシュの本部船はブルー旗掲揚のコミッティーボートで行うことがある。 
  
21.タイムリミット  
 タイムリミットはスタート後120分とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。 
  
22.ジュリ竏秩@ 
 都築 勝利  長坂 収  大島 茂樹  豊田 哲郎  河内 道夫
  
23.抗  議  
 1)抗議はRRS-61に従って行わなければならない。
 2)赤色旗を掲揚してフィニッシュし、かつ、抗議を提出する艇は、フィニッシュ後、その旨を本部船に
   報告しなければならない。(RRS61.1-追加)
 3)抗議のある艇は所定の書式に記入し、最終レース終了90分以内にレース本部に提出しなければなら
   ない。  
 4)抗議にかかわる通告は抗議締切り後出来るだけ早く、レ竏茶X本部前に設置する公式掲示板に掲示され
   る。  

24.失格に代わる罰則   
 1)RRS第2章の規則違反については、失格に代わる罰則として、(720°回転)の罰則が適用され
   る。
 2)その他の規則違反については、ジュリーの判断により、失格または失格に代わる罰則として5%のタ
   イム・ペナルティを課すことができる。
   但し、軽微な規則違反については、ジュリーの判断により、罰則を課さないことがある。
 3)岩礁・海苔網などから離脱する為にエンジンを使用した場合にはジュリーの判断により、失格または
   20%のタイム・ペナルティを課すことができる。
  
25.レース旗  
 1)レース参加艇は所定のレース旗をを予告信号からレース終了まで、もしくは棄権するまでバックステ
   イに掲揚しなければならない。 
   但し、その高さはレース旗の下端がデッキの上から1.5m以上とする。  
 2)レースを棄権した場合には、直ちにレース旗を降ろさなければならない。  
  
26.ライフジャケット  
 1)海況に応じてライフジャケット、ライフベルトを着用すること。  
 2)本部船にY旗が掲揚された場合、乗組員全員はライフジャケットを着用しなければならない。  

27.帰着申告
 レース艇は自艇のフィニッシュ後(2レース目のフィニッシュ後)90分以内にレース本部に用意された
 帰着申告書にサインすること。

28.ハンディキャップ
 1)方式
  IMS部門:
   ミックスディビジョンとしクルーザーレーサーディビジョンヨットにはDAを適用する。
   アコモデーションノンファイルド艇にはTAの1%ペナルティーを与える。エイジアローワンス(×
   1)を適用する。
  ORCクラブ部門:
   「タイムオンタイム」を適用する。ミックスディヴィジョンレースとする。
   アコモデーションノンファイルド艇にはTAの1%ペナルティを与える。
   エイジアローワンス(×2)を適用する。
  オープン部門:
   TSF方式により順位を決定する。
 2)修正時間は、秒単位までを算出し、小数点以下を四捨五入する。
 3)修正時間が同一の場合には、両部門共GPHの大きい方の艇を上位とする。

29.部門・クラス分け
 各部門は2艇以上の参加をもって成立する。各部門は参加艇数に応じてさらにクラス分けをすることがあ
 る。

30.得点
 1)得点及び順位
    1位 (エントリー数+1/4点)×N     DNS (DNCの艇数+1点)×N
    2位 (エントリー数竏窒P点)×N       OCS    同 上
    3位 (エントリー数竏窒Q点)×N       DNF    同 上
                           RET    同 上
        以下同様とする            DNC    1点×N 
                           DSQ    0点
                           但し、Nは各レースの得点係数
    得点係数
     本シリーズの各レースの得点係数は次のとおりとする
      第1.2.3.4レース : N=1.0
      第5レース       : N=2.0
 2)上記の高得点方式とし、捨てレースは無いものとする。

31.シリーズの成立
 本シリーズは5レースの内1レースの成立をもってシリーズの成立とする。

32.タイ
 シリーズの最終合計得点が同点の場合第5レースの成績の上位の艇を上位とする。
 それでもタイが解けない時は、第1、2、3、4レースの1位(2位、3位、…順に続く)の数が多い艇
 を上位とする。

33.表彰(JSAF外洋東海2003年度レース実施要項)
 参加艇数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰する。
 ・JSAF外洋東海5月21日(水)碧亭(19:00縲怐jにて表彰する。

34.役員
 大会会長    丹羽 徳子
 レース委員長  長坂 収
 レース副委員長 坂倉 純二  川合 紀行
 ジュリー委員長 都築 勝利

35.レース委員会(レース本部)の所在
 4月26日(日)07:30分から18:00まで
 4月27日(祝)07:30分から18:00まで
 日産マリーナ東海    TEL 0563竏窒U2竏窒S511
           直通TEL 090竏窒R454竏窒O571(長坂)

36.緊急連絡先
 名古屋海上保安部  ? 052竏窒U61竏窒S999
 蒲郡海上保安署   ? 0533竏窒U8竏窒S999
 衣浦海上保安署   ? 0569竏窒Q2竏窒S999