第24回伊勢湾合同レース帆走指示書 2004.06.14
第24回伊勢湾合同レース帆走指示書
主催 JSAF外洋東海
主管 四日市フリート、四日市ヨットクラブ
1.適用規則
IMS部門:
セーリング競技規則(RRS)2001-2004、JSAF外洋レース規則2000、IMSルールおよびレギュレーシ
ョンズ2004、JSAF特別規定(SR)2003-2004、JSAF外洋東海2004年度レース実施要項および本帆
走指示書とする。
ORCクラブ部門:
セーリング競技規則(RRS)2001-2004、JSAF外洋レース規則2000、ORCクラブルール2004、JSA
F特別規定(SR)2003-2004、JSAF外洋東海2004年度レース実施要項および本帆走指示書とする。
オープン部門:
セーリング競技規則(RRS)2001-2004、JSAF外洋レース規則2000、TSF方式、JSAF外洋東海
2004年度レース実施要項および本帆走指示書とする。
全部門共、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。
2.責任の所在
1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十分に艤装さ
れ、かつ、必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるようにしなけ
ればならない。
オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が適正
に維持格納され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。
2)乗組員は、自己の責任に於いて自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と乗組員の安
全の確保に努めなければならない。
乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を磨
き、また全ての装備および安全備品の使用法と置場所を熟知するよう努めなければならない。
3)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て乗組員の責任のみで決定される。
4)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで決定される
5)参加艇や乗組員の事故(死亡、障害、沈没、破損等)、および第三者に与えた障害については、JS
AF並びに主催団体は如何なる責任も負わない。
3.参加資格
1)参加艇はJSAF登録艇、非会員艇(オープン部門のみ)のいずれも参加できる。
2)部門別
IMS部門:
IMSレギュレーション第1章及び第2章を満たし、かつIMSの有効なレーティングを所有し
ている艇でJSAF特別規定(SR)に基づき、カテゴリー4以上の確認を済ませ、登録されて
いる艇。
ORCクラブ部門:
有効なORCクラブレーティングを所有している艇でJSAF特別規定(SR)に基づき、カテ
ゴリー4以上の確認を済ませ、登録されている艇。
オープン部門:
日本小型船舶検査機構の検査証(船検)を所持している艇。ハンディキャップ(TSF)はレー
ス委員会が決定する。
3)乗員
乗員は全部門共3名以上で、
? IMS部門:
全員がJSAFの会員であることファミリー会員、準会員も会員扱いとする。オーナーが乗艇し
ている場合、オーナー権利として、非会員2名を会員扱いとする。乗員の総体重は有効なレーテ
ィング証書に記載されている数値を超えてはならない。
? ORCクラブ部門:
全員がJSAFの会員であること。ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。
オーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員2名を会員扱いとする。
日本小型船舶検査機構の検査証(船検)の定員を超えてはならない。
? オープン部門:
1名は外洋ヨットレース規則の理解を深めるため、JSAF外洋の会員であること。
但し、JSAF登録艇、クラブ会員所属艇は除く。日本小型船舶検査機構の検査証(船検)の定員
を超えてはならない。
4.出艇申告・体重チェック・艇長会議
事前:出艇申告 6月14日24:00までにEメール又はFAXでJSAF外洋東海事務局へ申告する
こと。オープン部門は除く。
当日:出艇申告 6月20日(日)07:30縲怩O8:00 マリーナ河芸 クラブハウス
オープン部門は出艇申告書提出。
体重チェック(IMS部門だけ) 当日の出艇申告時に体重チェックを行います。
艇長会議
6月20日(日)07:45縲怩O8:00 マリーナ河芸 クラブハウス
各艇の艇長は必ず出席すること。又、事前に出艇申告した艇の艇長は誓約書(事前にホームペー
ジから取れる方は取って下さい。)にサインして提出すること。
5.競技者への通告
事前:レース3日前から前日までエントリーリスト、スクラッチシートをホームページに掲載する。
又、公式の通達を掲載することがあるので必ず確認すること。
最終掲載時間は6月18日(金)12:00とする。
当日:マリーナ河芸 クラブハウスに設置する公式掲示板に掲示される。
公式掲示板、確認時間 6月20日 08:00
6.インスペクション
レース委員会は、事前(出艇申告受付時より)、事後(各艇フィニッシュ後20分まで)を含めて参加艇
がレースの条件に適合しているかをチェックする権限があり、艇の責任者はそれを拒否できない。
7.コミッティーボート
スタートとフィニッシュの本部船には、JSAFエンサインを掲揚する。
8.レースの日程
6月20日(日) スタート予告信号 08:55(全部門同時スタート)
9.レーススタート海面
スタート海面は、マリーナ河芸から東約1マイルの地点。
10.コース
コースは、本部船に掲揚するコース旗(A・B・C旗)によって指示する。
Aコース(A旗) 南縲恣剣翌フ時
スタート→ウエザーマーク(反時計回り)→フィニッシュ(四日市)
Bコース(B旗) 北縲恊シ風の時
スタート→ウエザーマーク(時計回り)→フィニッシュ(四日市)
Cコース(C旗)
スタート→フィニッシュ(四日市)
11.マーク
スタートマーク、フィニッシュマーク、ウエザーマークはオレンジ色のブイを使用する。
12.スタート方法およびスタートに関する信号
1)全部門同時スタートとする。
2)スタートラインはポートの端となる黄色のマークとスターボードの端となる本部船のJSAFエンサ
インを掲揚したマストの間とする。
3)レースは以下によってスタートする。
5分前 予告信号 JSAFクラブ旗 掲揚 音響1声
4分前 準備信号 P旗、I旗 掲揚 音響1声
1分前 I旗 降下 長音1声
0分前 スタート信号 P旗、JSAFクラブ旗 降下 音響1声
4)スタートラインはスタート信号5分後に消滅する。
13.スタートのペナルティ
RRS30.1 ラウンド・アン・エンド規制だけを適用する。
14.リコール(RRS29を以下と置き換える)
1)個別リコールの場合にはスタート信号の直後にX旗を掲揚し、音響信号1声を発せられる。
掲揚の時間は、全てのリコール艇がスタートラインの内側に完全に復帰するまで、あるいはスタート
信号後の4分間とする。
2)ゼネラル・リコールの場合には、第1代表旗を掲揚し音響信号2声が発せられる。第1代表旗は次の
予告信号1分前に降下する。再スタートは原則として10分後とする。
15.スタート後のコース変更、コース短縮
スタート後、コース変更(C旗)またはコース短縮(S旗)することがある。
この場合、コミッティーボートにC旗またはS旗を掲揚し必要な指示をする。
16.フィニッシュ
フィニッシュラインはポートの端となる黄色のマークとスターボードの端となるコミッティーボートのJ
SAFエンサインを掲揚したマストの間とする。コミッティーボートを右に見てフィニッシュすること。
17.タイムリミット
タイムリミット スタート時間にかかわらず6月20日15:00とし、それ以前にフィニッシュ出来な
かった艇はDNFとする。
18.ジュリー
都築 勝利
19.抗議
抗議のある艇は抗議書に記入して、自艇フィニッシュ後、90分以内にレース本部へ提出すること。抗議
にかかわる通告は四日市ヨットクラブのレース本部前公式掲示板により行う。
20.エンジンの使用
1)落水者救助、遭難艇(船舶)救助、衝突回避、その他の緊急事態に対処するために、エンジンを使用
することができる。但し、エンジンを使用した場合には、その状況(使用した目的・時間・場所等)
について、フィニッシュ後レース委員会に速やかに報告しなければならない。
2)投揚錨、排水および充電のためにエンジンを使用することができる。但し、この場合にはプロペラが
回転しないようにしなければいけない。
3)スタート5分前以後はエンジンを使用してはならない。但し、スタート信号後5分経過してもスター
ティング・ライン付近に到達できなかった場合には、同ラインまで機走し、または曳航されることが
出来る。
但し、機走し、または曳航された場合には:
(1)帆走に移ってから360度回転した後、スタートしなければならない。360度回転を完了するまで
は他のレース艇の妨害をしてはならない。
(2)その状況(使用した時間・距離等)についてフィニッシュ後レース委員会に速やかに報告しな
ければならない。
21.レース旗
1)レース参加艇は、JSAF所定のレース旗または各クラブレース旗をスタート10分前からフィニッ
シュするまで、若しくは棄権するまでバックステーに掲げること。その高さは1.5m以上とする。
2)レースを棄権した場合はレース旗を直ちに降ろさなければならない。
22.レース艇の義務
1)出艇申告をした艇がスタートをしない場合は、すみやかにその事実をレース本部に報告しなければな
らない。
2)棄権艇、タイムリミットにかかった艇はできるだけすみやかにその事実をレース本部に報告しなけれ
ばならない。
3)上記1)2)の報告を電話、無線による場合には、必ず艇の責任者がこれを行い、第三者による伝言
は避けなければならない。
23.ハンディキャップ
1)方式
IMS部門:
「サーキュラーランダム」を適用する。ミックスディヴィジョンレースとする。
クルーザーレーサーディヴィジョンにはDAを適用する。アコモデーションノンファイルド艇にはT
Aの1%ペナルティーを与える。エイジアローワンス(×1)を適用する。
ORCクラブ部門:
「タイムオンタイム」を使用する。ミックスディヴィジョンレースとする。
エイジアローワンス(×2)を適用する。
オープン部門:
TSF方式により順位を決定する。
2)修正時間は、秒単位迄を算出し、小数点以下を四捨五入する。
3)修正時間が同一の場合には、IMS部門とORCクラブ部門はGPHの大きい方の艇を上位とする。
ノンレーティング部門はTSF値の小さい方の艇を上位とする。
24.部門分けと得点(JSAF外洋東海2004年度レース実施要項)
各部門は、2艇以上の参加をもって成立する。スタートした艇の数にかかわらず正規に完走した艇のみが
順位による得点を得ることができ、フィニッュしなかった艇は順位によらない(DNFなどの)得点しか
得られない。
各部門は参加数に応じてさらにクラス分けをすることがある。
25.表彰(JSAF外洋東海2004年度レース実施要項)
参加数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰する。
JSAF外洋東海7月親睦会にて表彰する。日時、場所は参加艇に追って連絡する。
26.レース委員会
レース委員長 鈴木 史郎(携帯電話090竏窒Q615竏窒S265)
所在(本部)
1)レーススタート後30分まで
マリーナ河芸 TEL 0592竏窒S5竏窒T001
2)レーススタート30分以降
四日市ヨットクラブ TEL 0593竏窒R2竏窒V115
27.緊急救助体制
各艇からの連絡状況、気象・海象の状況等から遭難の可能性が高いとレース委員会が判断した場合は、等
該艇から申告を受けた緊急連絡先に連絡し、協議のうえ海上保安庁に捜索要請を行うことがある。
参考 RRS30スタートのペナルティー
30.1 ラウンド・アン・エンド規則
I旗が準備信号の前、それと共に、または準備信号として掲揚された場合、スタート信号前の1分間、艇
体、乗員または装備の一部でもスタート・ライン、またはその延長線のコース・サイドにあれば、その艇
はスタートする前にスタート・ラインのいずれかの端を回って、スタート・ラインのプレ・ スタート・
サイドまで帆走しなければならない。
28.緊急連絡先
四日市海上保安部 0593竏窒T3竏窒S999