東海オータムレガッタ帆走指示書 2009.10.05  

                               東海オータムレガッタ 
 
              第34回東海チャンピオンシップレース 
              第20回 デニスコナーカップ ヨットレース(兼第8回クラブ対抗ヨットレース) 
              三河湾周遊オープンレース 
              開催日:2009年10月10、11、17、18日 
                                                    主 催:JSAF外洋東海 
                                                    協 力:ラグナマリーナ 
                                                        日産マリーナ東海 
                                                        開催地:愛知県 蒲郡市沖 
 
【帆走指示書】 
1. 適用規則 
 1.1. 「セーリング競技規則2009-2012」(以下、RRSと省略)とその定義に含まれる規則 
 1.2. 「セーリング装備規則(以下、ERS)」
 1.3. 「JSAF外洋特別規定2009-2010」(以下、JSAF-SR)
 1.4. 「JSAF外洋レース規則2009」(以下、外洋レース規則)
 1.5. 「IRC Rule 2009」
     のパート 1,2,3。ただし、下記の項目に関しては次のように変更する。  
     セールの制限:本レガッタは連続した日に行なわれるため、艇に搭載するセールを変更することができる。
     (IRC Rule 26.1.5.(d)の変更)
 1.6. TRS
 1.7. JSAF外洋東海2009年レース公示
 1.8. 本レースレース公示
 1.9. 本帆走指示書 
 1.10. 本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれ、内容が異なる場合には本帆走指示書が優先す
     る。 
 
2. 責任の所在 
 2.1. 競技者は、完全に自己のリスクでレガッタに参加している。RRS 4、「レースをすることの決定」参照。  
    主催および協力団体は、レガッタ前、レガッタ中またはレガッタ後に関連して受けた物的損害または個人の負傷
    もしくは死亡に対する責任を否認する。 
 2.2. 艇とクルーの安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十分に艤装され、か
    つ、必要な耐航性を保ち荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるようにしなければならない。オー
    ナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が適正に維持格納さ
    れ、それ等の使用方法と置場所をクルーに熟知させておかなければならない。 
 2.3. JSAF-SRおよびその他のJSAFが定める外洋レースに関わる特別規定の制定、適用、およびこれ等の諸規定
    に基づく検査の実施はオーナーが自艇の安全の確保の一助に供するものであって、安全を保障したりオーナー
    の責任を肩代わりするものではない。 
 2.4. クルーは、自己の責任に於て自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇とクルーの安全の確保に
    努めなければならない。クルーは、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができる
    よう技術を磨き、また全ての装備および安全備品の使用方法と置場所を熟知するよう努めなければならない。 
 2.5. 何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て各々のクルーの責任のみで決定される。 
 
3. 体重チェック
 3.1. IRC部門は、乗員重量は証書記載の乗員数×80kgを超えてはならない。各艇の責任において測定し、かつ、
    申告すること。 
 
4. インスペクション
 4.1. レース委員会は、事前(出艇申告受付時より)、事後を含めて、参加艇がレースの条件に適合しているかを
    チェックする権限があり、艇の責任者はそれを拒否できない。乗員の資格や体重に関しては随時行います。 
 
5. 競技者への通告 
 5.1. レース本部に設置する公式掲示板に掲示される。 
 5.2. 帆走指示書の変更は、それが発効する当日の最初のレースの予定されたスタート予告信号の90分前までに
    掲示する。ただし、レース日程の変更は、発効する前日の19:00までに掲示する。 
 
6. 陸上で発する信号 
 6.1. 陸上で発する信号は、レース本部前のポールに掲揚する。 
 
7. レースの日程 
  スタート予告信号予定時間 
  10月10日(土) 09:55 東海チャンピオンシップ(風上・風下コースレース) 第1レース (最大3レース) 
  10月11日(日) 09:55 デニスコナーカップレース(風上・風下コースレース) 第1レース (最大2レース) 
  10月17日(土) 08:55 三河湾周遊オープンレース(東海チャンピオンシップのディスタンスレースを兼ねます) 
  10月18日(日) 09:55 東海チャンピオンシップ(風上・風下コースレース) その日の最初のレース 
                  (最大3レース、15:05以降のスタートは行いません) 
 
8. コース 
 8.1. 風上・風下コースレース 
  8.1.1. レース海域 
   10月10日11日: ラグナマリーナ沖 
   10月18日: 橋田鼻灯台沖 
  8.1.2. コース 
   スタート→1マーク→2マーク→1マーク→フィニッシュ   マークを左舷に見て回航。 
 8.2. ディスタンスレース
  8.2.1. スタート海域: ラグナマリーナ沖 
  8.2.2. コース: 下記のうちから選択したマーク・島を回航するコースを当日公式掲示します。
      豊橋マーク、野島、生田マーク、梶島マーク 
      *いずれの経路でも沖島の北側は通過禁止です。
  8.2.3. ウェザーマーク 
      ウェザーマークを設定することがあります。ウェザーマークを打ち、本部船に赤旗または緑旗を掲げた場合に
      はウェザーマークを下記の要領で回航後最初のマークに向かってください。 
      赤旗:右舷に見て、緑旗を上げた場合には左舷に見てウェザーマークを回航すること。 
      ウェザーマークの距離・方位は掲示します。 
 
9. スタート方法及びスタートに関する信号 
 9.1. スタートはRRS 26の方式とする。クラス旗はTOSCクラブ旗を掲揚する。 
 9.2. スターティング・ラインは、スターボードの端に位置する本部船のオレンジ旗を掲揚したマスト若しくはポールと
    ポートの端のスターティング・マークの間とする。 
 9.3. スタート信号から10分以内にスタートできなかった艇は「DNS」と記録される。 
 
10. コースの次のレグの変更(風上・風下コースレースのみ) 
 10.1. コースの次のレグを変更する場合、新しいマークを設置し可能な限り元のマークを回収する。 
     または、元のマークを移動する場合もある。 
 10.2. コースの次のレグを変更する場合には、反復音響を発し、C旗を掲揚します。また、次のマークの距離方位を
     掲示します。 
 
11. マーク 
  マークは、三角または円筒形のオレンジ色の膨張式ブイを使用する。 
 
12. フィニッシュ 
 12.1. 東海チャンピオンシップ、デニスコナーカップ 
     フィニッシング・ラインは、スターボードの端となる本部船のJSAFエンサインを掲揚したマストとポートの端となる
     フィニッシング・マークの間とする。 
 12.2. 三河湾周遊オープンレース(ディスタンスレース) 
     フィニッシング・ラインは、スターボードの端となるフィニッシング・マークと、ポートの端となる日産マリーナ東海
     の防波堤に掲げたJSAFエンサインを掲揚したポールの間とする。 
 
13. 失格に代わる罰則 
 13.1. 風上・風下コースレース 
     RRS第2章にかかわる規則違反については、RRS44.1、44.2を適用します。 
 13.2. ディスタンスレース 
     RRS第2章にかかわる規則違反については、RRS44.3を適用します。 
     その他の違反に関しては、タイムペナルティ(10%以上)または失格とします。 
 13.3. レーティング証書に関わる重大な規則違反については プロテスト委員会の判断により、規則に違反したレー
     スについて、失格または50%のタイムペナルティーを適用します。 
 
14. タイムリミット 
 14.1. タイムリミットは以下の時間・時刻とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。 
 14.2. 東海チャンピオンシップ:スタート後120分
 14.3. デニスコナーカップレース:スタート後120分
 14.4. 三河湾周遊オープンレース:10月17日 17:00 

15. 抗議と救済の要求 
 15.1. 抗議しようとする艇はRRS 61.1に加えて、フィニッシュ後直ちに、フィニッシュのレース運営艇に抗議しようと
     する相手の艇名とその旨を通知しなければならない。 
 15.2. 抗議は所定の書式に記入し、その日の最終レース終了後90分以内にレース本部に提出しなければならな
     い。 
 15.3. 抗議に関わる通告は、公式掲示板に掲示する。 
 
16. 修正時間・順位・得点
 16.1. 修正時間・順位は、「それぞれのルール」に定義されたレーティングシステムを使用する。 
 16.2. シリーズの得点は、低得点法とし、すべてのレースを除外せず合計する。(RRS付則A2を変更) 
 16.3. 各レースの得点係数 
     風上・風下コースレース=1.0 
     ディスタンスレース=1.2 
 
17. 安全規程
 17.1. レース艇は出艇前に出艇申告書を提出しなければならない。 
 17.2. 帰着した艇はその日の最後のレースの終了後90分以内に、レース本部の申告書に必要事項を記入の上、艇
     長が署名しなければならない。 
 17.3. スタートしない艇またはリタイアした艇は、その旨をレース本部に直ちに報告しなければならない。 
     また上記報告は当該艇の責任者が行わねばならず、第三者に伝言を託してはらない。 
 
18. 支援艇 
 18.1. 支援艇は、予告信号から最終艇がフィニッシュするまで、レース海面から離れていなければならない。 
 
19. 無線通信 
 19.1. 無線送受信機および携帯電話による音声通話 
     遭難・緊急・安全の各通信、ならびに気象・海象に関する情報を気象庁・測候所等の公的機関から聴取する場
     合以外に使用してはならない。レース委員会から呼び出された場合、それに応答する使用を制限しない。 
 19.2. インターネット、その他の通信など 
     無料であり、広く一般に知られていて、誰でもが制限無しで利用できるものは使用を認めます。 
     ただし、URLを10月10日の出艇申告時に申告してください。 
     電子メールシステム、電子掲示板システムこれに類似するシステムは使用を禁止します。 
 
20. 表彰(JSAF外洋東海2009年度レース公示参照) 
 20.1. 参加数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰します。表彰はJSAF外洋東海年末パーティーで行い
     ます。
     年末パーティ:12月13日(日)ラ・メゾン・ブランシュ(ラグーナ蒲郡) 
 
21. レース委員会の所在、構成 
 21.1. レース本部の所在 
   10月10日 07:45~10月11日 17:00 ラグナマリーナ 
   10月17日 06:45~07:45 ラグナマリーナ 
   10月17日 15:00~10月18日 17:00 日産マリーナ東海 
 21.2. レース委員会:委員長 豊田哲郎、副委員長 川合紀行 
               委員 坂谷定生、大島茂樹、河内道夫、牧野秀明、菱田育夫、築山卓佳、長坂収 
 21.3. プロテスト委員会:委員長 河内道夫   委員 大島茂樹、豊田哲郎、菱田育夫 
 21.4. 広報委員会:委員長 岩瀬喜貞       委員 河内道夫、梅村泰博 
 21.5. インスペクション委員会:委員長 川合紀行 
                                                                      以上