2005 JAPAN CUP帆走指示書 2005.09.11
2005JAPAN CUP
SAILING INSTRUCTIONS
01.責任の所在
艇と乗員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは所有艇が十分に艤装され、
かつ必要な耐航性を保ち荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り込ませるように全力を尽くさな
ければならない。オーナーは、艇体、スパー、リギン、セイルおよび全ての備品を確実に整備し、ま
た特別規定備品が適正に維持格納され、それらの使用法と置き場所を全ての乗員に熟知させておかな
ければならない。各レースにおいて、主催、運営、後援、協賛に関する団体等はレース艇の乗員およ
び艇体の安全についてなんら責任を負うものではない。レース艇がスタートするか否か、またレース
を続行するか否かは各艇の責任のみで決定される。
02.適用規則
1)The Racing Rules of Sailing (RRS) 2005-2008
但し、夜間(日没縲恣冾フ出)ならびに昼間(日の出縲恣坙v)の視界制限状態においては、RRS第2章の
規則に代わって、国際海上衝突予防法(IRPCAS)第3章の規則および航路権に関わる国内法規が適
用される。
2)IMS Rule 2005
3)IMS Regulations 2005
4)JSAF-SR 2005-2006
03.競技者への通告
競技者への通告はレース本部前に設置された公式掲示板により行う。
04.帆走指示書の変更
帆走指示書の変更は、それが発効する日の08:00までに公式掲示板により通告する。
但し、レース日程の変更は、それが発効する日の前日17:00までに公式掲示板により通告する。
05.陸上で発する信号
1)陸上で発する信号はレース本部前のポールに掲揚される。
2)AP旗が掲揚(音響信号二声)された時は「レースは延期された。予告信号は、AP旗降下(音響信号一
声)後、90分以降に発せられる。」ことを意味する。(レース信号・AP旗の変更)
06.日 程
9月19日(祝)10:00縲怩P6:00 インスペクション・体重計測
9月20日(火)10:00縲怩P4:00 インスペクション・体重計測
15:00縲怩P6:00 スキッパーズミーティング(於 ラグナマリーナ
大会議室)
17:00縲怩P9:30 ウェルカム・パーティ (於 ラグナマリーナ)
9月21日(水)08:00縲怩O8:30[第1レース・第2レース(インショア・レース)]
出艇申告・体重計測(予備)
09:55 最初のレースの予告信号
9月22日(木)08:00縲怩O8:30[第3レース・第4レース(インショア・レース)]
出艇申告・体重計測(予備)
09:55 最初のレースの予告信号
18:00縲怐@ オーナーズ・パーティ (於 ラグナマリーナ
レストラン ラグンブルー)
9月23日(祝)08:00縲怩O8:30[第5レース(インショア・レース)]
出艇申告・体重計測(予備)
09:55 レースの予告信号
**:**縲怐磨磨F**[第6レース・第7レース(オフショア・レース)]
出艇申告・体重計測(予備)
**:** レースの予告信号
注1:オフショア・レース(第6レース・第7レース)の出艇申告・体重計測(予
備)の時間は、第5レースの最終艇フィニッシュ90分後縲怩P20分後とする。
注2:オフショア・レースの予告信号の時刻は、第5レースの最終艇フィニッシュ
150分以降とし、公式掲示板により通告する。
9月25日(日)08:00縲怩O8:30「第8レース(インショア・レース)]
出艇申告・体重計測(予備)
09:55 レースの予告信号
注:第8レースの予告信号は10:56以降には発せられない。
14:00縲怐@ フェアウェルパーティ(於 ラグナマリーナ)
15:00縲怐@ 表彰式(於 ラグナマリーナ フェスティバル・ピア)
本シリーズは、インショア・レース(風上/風下コース)6レースおよびオフショア・レース2
レースの合計8レースを予定する。
07.出艇申告
1)出艇申告は、所定の申告書に必要事項を記入の上、艇長が署名し、各レース日の08:00縲彌r
08:30の間にレース本部に提出すること。
但し、オフショア・レースの出艇申告は、第5レースの最終艇フィニッシュ90分後縲怩P20分
後の間にレース本部に提出すること。
2)出艇申告書を提出し、スタートしない艇またはリタイアした艇は、その旨をレース本部に直ちに
報告しなければならない。
但し、上記報告は、当該艇の責任者が行い、第三者に伝言を託してはらない。
08.海上確認
レース艇は、各レースについて予告信号時刻の20分前から同時刻までの間にセール番号を表示し
て、L旗を掲揚した本部艇または運営艇の船尾から右舷側を通過し、同艇の海上確認を受けなけ
ればならない。
09.クラス旗
クラス旗はJSAFクラブ旗とする。
10.レース旗
レース艇は、海上確認からフィニッシュするまでの間または棄権するまでの間、JSAFレース旗
を掲揚すること。但し、上記レース旗の下端はデッキから1.5m以上とする。
11.公式運営艇の識別旗
本 部 艇 :JSAF エンサイン
本部艇以外の公式運営艇 :白地に赤線二本の旗
ジュリー・ボート :緑色の旗
インスペクション・ボート:桃色の旗
報 道 艇 :PRESS旗
12.レース海域
インショア・レース:三河湾・西浦半島先端より南西2マイルを中心にした半径1.8マイルの海面
とする。
オフショア・レース:三河湾、伊勢湾、熊野灘にいたる海域。
スターティング・ラインおよびフィニッシング・ラインの概位はN 34°47.50′
E 137°16.60′とする。
13.インショア・レースのコース
1)インショア・レースのコースは、次の[1]または[2]の風上/風下コースとし、各マークを左
側 に見て回航しなければならない。
コース[1]:(3LAPS)
スタート⇒ 風上マーク⇒風下マーク⇒風上マーク⇒風下マーク⇒風上マーク⇒フィニッシュ
コース[2]:(3LAPS & 1LEG)
スタート ⇒ 風上マーク ⇒ 風下マーク ⇒ 風上マーク ⇒ 風下マーク⇒風上マーク ⇒ 風下マー
ク ⇒ フィニッシュ
2)スターティング・マークは風下マークとし、風上マークはフィニッシング・マークとする。
但し、フィニッシング・ラインの位置を変更した場合はこの限りではない。
3)本部艇はコース信号として次の旗を予告信号前に掲揚する。
コース 信号:
数字旗[1]⇒ コース[1]
数字旗[2]⇒ コース[2]
4)本部艇は風上マークまでのコンパス方位ならびに大凡の距離を予告信号前に掲示する。
14.オフショア・レースのコース
1)オフショア・レースのコースは次の通り。
スタート ⇒ 神島 ⇒ 五ヶ所湾口ゲート ⇒ 神島 ⇒ フィニッシュ
神島の往路は左側に見て通過し、復路は右側に見て通過しなければならない。
注:オフショア・レースのコース短縮は行わない。
2)五ヶ所湾口ゲートは、JSAFエンサインを掲揚した公式運営艇(スターボード・エンド)とマー
ク (ポート・エンド)の間とし、マークを左側に見て通過し、かつ、回航しなければならない。
夜間は、公式運営艇は黄色回転灯を表示し、マークには白色閃光灯を装着する。
3)オフショア・レースの第6レースはスタートから五ヶ所湾口ゲートまでのコース(距離51.5M)
とし、第7レースはスタートから五ヶ所湾口ゲート経由フィニッシュまでのコース(距離51.5
M × 2)とする。
4)ウェザーマークを設置した場合には、回航信号として、本部艇にW旗と緑色旗または赤色旗を予告信
号前に掲揚する。
回航信号:
緑色旗:ウェザーマークを右側に見て回航すること。
赤色旗:ウェザーマークを左側に見て回航すること。
15.マーク
1)ウェザーマークおよび五ヶ所湾口ゲートのマークを含むマークは黄色の円筒形ブイを使用する。
2)帆走指示書17「コースの次のレグの変更」に従って新しい位置に設置されるマークは、上記1)
と同色・同形のマークを使用し、かつ、マークは次のマーク識別カバーで包まれている。
マーク識別カバー:
ホワイト・カバー:第1回目のレグの変更により設置されるマーク
イエロー・カバー:第2回目のレグの変更により設置されるマーク
ブルー・カバー :第3回目のレグの変更により設置されるマーク
4回目以降は、1回目、2回目に使用したホワイト・カバー、イエロー・カバーの順とする。
16.スタート
1)レースはRRS26に従ってスタートする。
2)スターティング・ラインは、本部艇(スターボード・エンド)のオレンジ旗を掲揚したマスト若しく
はポールとスターティング・マーク(ポート・エンド)の間とする。
3)スタート信号から5分経過後にスタートする艇は「DNS」と記録される。(A4竏瀦マ更)
17.コースの次のレグの変更
コースのレグを変更するには、次のレグのマーク(またはフィニッシング・ライン)を新しい位置に
設置し、次のレグの起点となる回航マークの附近において、公式運営艇は、全艇に対し、同レグの帆
走を始める前にC旗と次のマーク識別旗を掲揚し、かつ、反復音響信号を発し、新らいレグのコンパ
ス方位と大凡の距離を掲示して通告する。(RRS33の変更)
・マーク識別旗:
ホワイト・フラッグ:第1回目のレグの変更により設置されるマーク
イエロー・フラッグ:第2回目のレグの変更により設置されるマーク
ブルー・フラッグ :第3回目のレグの変更により設置されるマーク
4回目以降は、1回目、2回目に使用したホワイト・フラッグ、イエロー・フラッグの順とする。
注:フィニッシング・ラインが新しい位置に設置される場合にはC旗とF旗を掲揚する。
但し、通告の時点では次のマーク(またはフィニッシング・ライン)が新しい位置に設置されていな
いこともある。
18.フィニッシュ
1)インショアレースのフィニッシング・ラインは、本部艇のブルー旗を掲揚したマスト若しくはポー
ルとフィニッシング・マークの間とする
注:本部艇とフィニッシング・マークの位置関係は確定していない。
2)各レース日において、最初のレースに引き続いてレースを実施する場合には、ブルー旗を掲揚した
本部艇または公式運営艇にA旗を掲揚する。最初のレースをフィニッシュした艇は次のレースのス
ターティング・エリアに向けて速やかに移動すること。
3)オフショアレースのフィニッシング・ラインは、本部艇(スターボード・エンド)のブルー旗を掲
揚したマストもしくはポールとフィニッシング・マーク(ポートエンド)の間とする。
夜間は、本部艇には黄色回転灯を表示し、フィニッシング・マークには白色閃光灯を装着する。
4)オフショア・レースにおいては、五ヶ所湾口ゲートを通過する際には、かつフィニッシュの際に
は、レース艇は国際VHF(74チャンネル)または携帯電話により、自艇のセールナンバーと艇
名を推定通過時刻および推定フィニッシュ時刻の30分前に本部艇に通告すること。
5)第6レースについては、五ヶ所湾口ゲートをフィニッシング・ラインとして、到着時間を記録す
る。
19.タイムリミット
1)インショア・レースのタイムリミットは、スタート信号150分後またはトップ艇フィニッシュ60
分後とし、いずれか遅い方の時刻とする。
2)オフショア・レースのタイムリミットはスタート信号30時間後の時刻とする。
但し、第6レースについてはタイムリミットは設定しない。
タイムリミットまでにフィニッシュしなかった艇はDNFと記録される。(RRS35変更)
20.ペナルティー
1)IMS証書に関わる重大な規則違反については、プロテスト委員会の判断により、規則に違反した
各レースについて、失格または順位ペナルティー(50%)を適用することができる。
2)RRS第2章に関わる規則違反については、失格または失格に代わる罰則として、インショア・レ
ースにおいては2回転ペナルティー(RRS44.1/44.2)を適用し、かつ、オフショア・
レースにおいては得点ペナルティー(RRS44.3)が適用される。
但し、オフショア・レースの第6レースにおいて規則違反があった場合には、失格は第6レースと
第7レースに適用し、得点ペナルティーは第6レースと第7レースに均等に分けられる。
注:五ヶ所湾口のゲートを通過中またはマークを回航中の規則違反は、第7レースの規則違反として
取り扱われる。
3)オフショア・レースにおけるリコールに関わる規則違反については、OCSに代わる罰則として、タ
イム・ペナルティー(20%)が適用される。
但し、ペナルティーは第6レースと第7レースに均等に分けられる。
レース委員会は審問を受けずに本規定を適用することができる。(RRS63.1の変更)
4)その他の規則違反については、プロテスト委員会の判断により、規則に違反した各レースついて、
失格または失格に代わる罰則としてタイム・ペナルティー(5%)を適用することができる。
但し、軽微な規則違反については、プロテスト委員会の判断により、罰則を適用しないことがあ
る。
21.抗議(救済の要求)
1)抗議(救済の要求)はRRS61(RRS62)に従い行わなければならない。
抗議を提出する艇は、赤色旗を掲揚してフィニッシュし、かつ、フィニッシュ後、その旨を本部艇
または公式運営艇に直ちに報告しなければならない。(RRS61.1の 変更)
2)レース委員会またはプロテスト委員会によるレース艇に対する抗議の通告は下記3)の抗議締切時
間内に公式掲示板により行う。
3)抗議は所定の抗議書に必要事項を記入し、各レース日の最終レースの自艇フィニッシュ後120分
以内にレース本部(レース委員会)に提出しなければならない。
但し、第5レースについては同レースの自艇フィニッシュ後120分以内とし、オフショア・レー
スについては第7レース自艇フィニッシュ後90分以内とする。
4)抗議に関わる事項は抗議締切時刻後30分以内に公式掲示板により通告する。
5)抗議の当事者並びに証人等は指定された日時に審問室の前で待機していること。
22.帰着申告
帰着申告は所定の申告書に必要事項を記入の上、艇長が署名し、各レース日の最終レースの自艇フィ
ニッシュ後あるいはレースの延期または中止の決定後120分以内にレース本部に提出すること。
但し、第5レースについては同レース自艇フィニッシュ後120分以内とし、オフショア・レースに
ついては第7レース自艇フィニッシュ後90分以内とする。
23.レース報告書と航跡図
1)オフショア・レースにおいては、所定のレース報告書に事故等に関わる必要事項を記入し、かつ、
航跡図に正確なレース中の航跡・五ヶ所湾口ゲート到着時刻・フィニッシュ時刻・その他の必要事
項を記入し、艇長が署名の上、レース本部に自艇フィニッシュ後90分以内に提出しなければなら
ない。
2)リタイアした艇は、帰港後、レース報告書と航跡図をレース本部に直ちに提出しなければならな
い。
24.修正時間・順 位・得 点
1)タイムアローワンスは、ダイナミック・アローワンス(×1)およびエイジアローワンス(×2)
を適用し、VPPおよびパフォーマンスカーブ・スコアリングにより算出される。
2)修正時間(CT)は、レース委員会が定めるコース距離および風向に基づき、インショア・レース
にはバリアブル・ハンディキャップ/オフショア・レースにはオーシャン・コースを使用して算出
する。
3)順位は修正時間(CT)の小さい方の艇を上位とし、CTが同じ場合にはGPHの数値の大きい方
の艇を上位とする。
4)レースの得点はRRS付則Aの低得点方式を適用し、シリーズの得点は全レースの合計得点とす
る。
注:レースの得点係数は全レース1.0とする。
25.シリーズの成立
本シリーズは3レースの完了を以って成立する。
26.安全装備(ライフジャケット・ライフベルト)
落水事故を防止する為、ライフジャケットおよびライフベルトを搭載し、海況に応じて、それ等を
着用または装着しなければならない。
27.飲料物
飲料物の最大搭載量は、1日一人当たり、4.0リットルとし、かつ、1日一人当たり、1.0リット
ル以上の飲料物を搭載しなければならない。[IMS Rule 313 ( Note ) の変更]
28.インスペクション
レース委員会は、各レースの予告信号前および各艇フィニッシュ後、陸上および海上において、随
時、インスペクションを行うものとする。
艇長はインスペクション・チェックの際には立ち会わなければならない。
29.支援艇
1)支援艇は、レースの予告信号から全艇がフィニッシュするまでの間あるいはレース委員会が延期信
号または中止信号あるいはゼネラルリコール信号を発するまでの間は、レース・エリアから200
m以内にいてはならない/スターティング・ラインまたはその延長線から100m以上離れたプ
レ・スタート・サイドの海面にいなければならない。
2)上記1)に違反した場合には、プロテスト委員会は、当該支援艇が関わる艇に対し、同委員会の判
断により、当該レースを失格とするか あるいは その他の措置を講ずることができる。
3)上記1)についてはレース艇は抗議することはできない。[RRS60.1(a)の変更]
30.上架・指定繋留場所
1)レース艇はシリーズの最初のレースのスタート後から最終レースが終了するまでは、プロテスト委
員長の事前の許可を得ている場合を除き、艇を上架したり、又、指定された繋留場所から移動させ
てはならない。
2)上記1)の許可は文書にしてプロテスト委員長宛に申請しなければならない。
3)上記1)に違反した場合には、プロテスト委員会は、同委員会の判断により、その違反に最も近い
レースまたは次に近いレースならびにそれ以降のレースの1部または全部を失格とすることができ
る。[RRS64.1(c)の変更]
4)上記1)についてはレース艇は抗議することはできない。[RRS60.1(a)の変更]
31.無線通信
無線送受信機(無線電話・携帯電話も含む)は、遭難・緊急・安全の各通信ならびに帆走指示書に
定める通信を除き、送信および受信に使用してはならない。
但し、全レース艇が受信できない情報を除き、遭難・緊急・安全の各通信ならびに全レース艇が受信
できる情報(天気予報・海象気象に関する情報等)は受信することができる。
32.JSAF環境キャンペーン
海にゴミなどを投棄してはならない。
33.賞
総合優勝 ジャパンカップ総合優勝杯
国土交通省大臣杯
海上保安庁長官杯
蒲郡市長杯
Aクラス 1位縲怩R位 カップ
(GPH 600未満)
Bクラス 1位縲怩R位 カップ
(GPH600以上)
34.レース本部(レース委員会)の所在
大会陸上本部:9月18日縲怩X月25日 TEL: 未定
本部艇 TEL:090竏窒R454竏窒O571
五ヶ所湾口公式運営艇 TEL:090竏窒W073竏窒U990