第26回伊勢湾合同レース帆走指示書 2006.06.12
第26回伊勢湾合同レース帆走指示書
主催 JSAF外洋東海
主管 四日市フリート、四日市ヨットクラブ
1.適用規則
IMS部門:
セーリング競技規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、IMSルールおよび
レギュレーションズ2006、JSAF特別規定(SR)2005-2006、JSAF外洋東海2006年度年間レース
公示、当該レース公示および本帆走指示書とする。
ORCクラブ部門:
セーリング競技規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、ORCクラブ運用規定2006、
JSAF特別規定(SR)2005-2006、JSAF外洋東海2006年度年間レース公示、当該レース公示および
本帆走指示書とする。
オープン部門:
セーリング競技規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、TSF方式、
JSAF外洋東海2006年度年間レース公示、当該レース公示および本帆走指示書とする。
全部門共、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。
2.責任の所在
1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十
分に艤装され、かつ、必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り
組ませるようにしなければならない。
オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全
備品が適正に維持格納され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければ
ならない。
2)乗組員は、自己の責任に於いて自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と
乗組員の安全の確保に努めなければならない。
乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよ
う技術を磨き、また全ての装備および安全備品の使用法と置場所を熟知するよう努めなけ
ればならない。
3)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て乗組員の責任のみで決定される。
4)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで
決定される。
5)参加艇や乗組員の事故(死亡、傷害、沈没、破損等)、および第三者に与えた損害につい
ては、JSAF並びに主催団体は如何なる責任も負わない。
3.参加資格
1)参加艇はJSAF登録艇、クラブ会員所属艇、左記以外の艇(オープン部門のみ)のいずれも
参加できる。
2)部門別
IMS部門:
IMSレギュレーション第1章及び第2章を満たし、かつIMSの有効なレーティン
グを所有している艇でJSAF特別規定(SR)に基づき、カテゴリー4以上の確認
を済ませ、登録されている艇。
ORCクラブ部門:
有効なORCクラブレーティングを所有している艇でJSAF特別規定(SR)に
基づき、カテゴリー4以上の確認を済ませ、登録されている艇。
オープン部門:
日本小型船舶検査機構の検査証(船検)を所持している艇。ハンディキャップ
(TSF)はレース委員会が決定する。
3)乗員
乗員は全部門共3名以上で、
?IMS部門:
全員がJSAFの会員であること。ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。
オーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員2名を会員扱いとする。
乗員の総体重はレーティング証書に記載されている数値を超えてはならない。
?ORCクラブ部門:
全員がJSAFの会員であること。ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。
オーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員2名を会員扱いとする。
乗員の総体重はレーティング証書に記載されている数値の110%以下とする。
日本小型船舶検査機構の検査証(船検)の定員を超えてはならない。
?オープン部門:
1名は外洋ヨットレース規則の理解を深めるため、JSAF外洋の会員であること。
但し、JSAF登録艇、クラブ会員所属艇は除く。日本小型船舶検査機構の検査証
(船検)の定員を超えてはならない。
4.出艇申告・体重チェック・艇長会議
事前:出艇申告 IMS部門、ORCクラブ部門は6月15日24:00までにEメール、
又はFAXでJSAF外洋東海事務局へ申告すること。
当日:出艇申告 6月18日(日)07:30縲怩O8:00 マリーナ河芸
オープン部門は出艇申告書提出。
体重チェック IMS部門、ORCクラブ部門の体重計測は、各艇の責任に於いて測定し、
事前出艇申告で申告すること。
艇長会議 6月18日(日)07:45縲怩O8:00 マリーナ河芸
各艇の艇長は必ず出席すること。又、事前に出艇申告した艇の艇長は誓約書
(事前にホームページから取れる方は取って下さい。)にサインして提出すること。
5.競技者への通告
事前:レース3日前から前日までエントリーリストをホームページに掲載する。又、公式の通達を
掲載することがあるので必ず確認すること。
最終掲載時間は6月16日(金)12:00とする。
当日:マリーナ河芸 クラブハウスに設置する公式掲示板に掲示される。
公式掲示板、確認時間 6月18日 08:00
6.インスペクション
レース委員会は、事前(出艇申告受付時より)、事後(各艇フィニッシュ後20分まで)を含
めて、参加艇がレースの条件に適合しているかをチェックする権限があり、艇の責任者はこれを拒否
できない。
7.コミッティーボート
スタートとフィニッシュの本部船には、JSAFエンサインを掲揚する。
8.レースの日程
6月18日(日) スタート予告信号 08:55(全部門同時スタート)
9.レーススタート海面
スタート海面は、マリーナ河芸から東約1マイルの地点。
10.コース
コースは、本部船に掲揚するコース旗(A・B・C旗)によって指示する。
Aコース(A旗) 南縲恣剣翌フ時
スタート→ウエザーマーク(反時計回り)→フィニッシュ(四日市)
Bコース(B旗) 北縲恊シ風の時
スタート→ウエザーマーク(時計回り)→フィニッシュ(四日市)
Cコース(C旗)
スタート→フィニッシュ(四日市)
11.マーク
スタートマーク、フィニッシュマーク、ウエザーマークはオレンジ色のブイを使用する。
12.スタート方法およびスタートに関する信号
1)全部門同時スタートとする。
2)スタートラインはポートの端となる黄色のマークとスターボードの端となる本部船の
JSAFエンサインを掲揚したマストの間とする。
3)レースは以下によってスタートする。
5分前 予告信号 JSAFクラブ旗 掲揚 音響1声
4分前 準備信号 P旗、I旗、Z旗、
I旗とZ旗、または黒色旗 掲揚 音響1声
1分前 準備信号の 降下 長音1声
0分前 スタート信号 JSAFクラブ旗 降下 音響1声
4)スタートラインはスタート信号5分後に消滅する。
13.リコール(RRS29を以下と置き換える)
1) 個別リコールの場合にはスタート信号の直後にX旗を掲揚し、音響信号1声を発せられる。
掲揚の時間は、全てのリコール艇がスタートラインの内側に完全に復帰するまで、あるいは
スタート信号後の4分間とする。
2)ゼネラル・リコールの場合には、第1代表旗を掲揚し音響信号2声が発せられる。
第1代表旗は次の予告信号1分前に降下する。再スタートは原則として10分後とする。
14.スタート後のコース変更、コース短縮
スタート後、コース変更(C旗)またはコース短縮(S旗)することがある。
この場合、コミッティーボートにC旗またはS旗を掲揚し必要な指示をする。
15.フィニッシュ
フィニッシュラインはポートの端となる黄色のマークとスターボードの端となるコミッティーボートの
JSAFエンサインを掲揚したマストの間とする。コミッティーボートを右に見てフ ィニッシュする
こと。
16.タイムリミット
タイムリミットはスタート時間にかかわらず6月18日15:00とし、それ以前にフィニッシュ出来
なかった艇はDNFとする。
17.ジュリー
都築 勝利
18.抗議
抗議のある艇は抗議書に記入して、自艇フィニッシュ後、90分以内にレース本部へ提出すること。
抗議にかかわる通告は四日市ヨットクラブのレース本部前公式掲示板により行う。
19.エンジンの使用
1)落水者救助、遭難艇(船舶)救助、衝突回避、その他の緊急事態に対処するために、エン
ジンを使用することができる。但し、エンジンを使用した場合には、その状況(使用した
目的・時間・場所等)について、フィニッシュ後レース委員会に速やかに報告しなければ
ならない。
2)投揚錨、排水および充電のためにエンジンを使用することができる。但し、この場合には
プロペラが回転しないようにしなければいけない。
3)スタート5分前以後はエンジンを使用してはならない。但し、スタート信号後5分経過し
ても、スターティング・ライン付近に到達できなかった場合には、同ラインまで機走、
または曳航されることが出来る。但し、機走、または曳航された場合には:
(1)帆走に移ってから360度回転した後、スタートしなければならない。360度回転を
完了するまでは他のレース艇の妨害をしてはならない。
(2)その状況(使用した時間・距離等)についてフィニッシュ後レース委員会に速やか
に報告しなければならない。
20.レース旗
1)レース参加艇は、JSAF所定のレース旗または各クラブレース旗をスタート5分前から
フィニッシュするまで、若しくは棄権するまでバックステーに掲げること。その高さは
1.5m以上とする。
2)レースを棄権した場合はレース旗を直ちに降ろさなければならない。
21.レース艇の義務
1)出艇申告をした艇がスタートをしない場合は、すみやかにその事実をレース本部に報告し
なければならない。
2)棄権艇、タイムリミットにかかった艇はできるだけすみやかにその事実をレース本部に報
告しなければならない。
3)上記1)2)の報告を電話、無線による場合には、必ず艇の責任者がこれを行い、第三者
による伝言は避けなければならない。
22.ハンディキャップ
1)方式
IMS部門:
「サーキュラーランダム」を適用する。ミックスディヴィジョンレースとする。
クルーザーレーサーディヴィジョンにはDAを適用する。アコモデーションノンファイル
ド艇にはTAの1%ペナルティーを与える。エイジアローワンス(×2)を適用する。
ORCクラブ部門:
「タイムオンタイム」を使用する。ミックスディヴィジョンレースとする。
エイジアローワンス(×2)を適用する。
オープン部門:
TSF方式により順位を決定する。
2)修正時間は秒単位迄を算出し、小数点以下を四捨五入する。
3) 修正時間が同一の場合には、IMS部門とORCクラブ部門はGPHの大きい方の艇を
上位とする。
オープン部門はTSF値の小さい方の艇を上位とする。
23.部門分けと得点(JSAF外洋東海2006年度年間レース公示)
各部門は、2艇以上の参加をもって成立する。スタートした艇の数にかかわらず正規に完走した艇
のみが順位による得点を得ることができ、フィニッュしなかった艇は順位によらない(DNFなど
の)得点しか得られない。
各部門は参加数に応じてさらにクラス分けをすることがある。
24.表彰(JSAF外洋東海2006年度年間レース公示)
参加数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰する。
JSAF外洋東海7月親睦会にて表彰する。日時、場所は参加艇に追って連絡する。
25.レース委員会
レース委員長 井上 和明(携帯電話090竏窒V953竏窒P658)
副委員長 高島 真 (携帯電話090竏窒S191竏窒W801)
所在(本部)
四日市ヨットクラブ TEL 0593竏窒R2竏窒V115
26.緊急救助体制
各艇からの連絡状況、気象・海象の状況等から遭難の可能性が高いとレース委員会が判断した
場合は、当該艇から申告を受けた緊急連絡先に連絡し、協議のうえ海上保安庁に捜索要請を行うこと
がある。
27.緊急連絡先
四日市海上保安部 0593竏窒T3竏窒S999