第11回伊勢湾マリンカップヨットレース帆走指示書 2006.09.18
第11回 伊勢湾マリンカップヨットレース 帆走指示書
主催 JSAF外洋東海
1.適用規則
セーリング競技規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、JSAF外洋東海2006年間レース
実施要項、当該レース公示、本帆走指示書とする。
但し、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。
2.責任の所在
1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十分に
艤装され、かつ、必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませる
ようにしなければならない。
オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が
適正に維持格納され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。
2)乗組員は、自己の責任に於いて自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と乗組員の
安全の確保に努めなければならない。
乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を
磨き、また全ての装備および安全備品の使用法と置場所を熟知するよう努めなければならない。
3)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て乗組員の責任のみで決定される。
4)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで
決定される。
5)参加艇や乗組員の事故(死亡、傷害、沈没、破損等)については、JSAF並びに主催団体は
如何なる責任も負わない。
3.参加資格
1)クルーザーヨットで日本小型船舶検査機構(船検)に合格している艇で、乗員は3名以上。
2)乗員のうち1名は、外洋ヨットレース規則の理解を深めるため、JSAF外洋の会員であること、
但し登録艇・クラブ会員所属艇は除く。
3)参加艇はセールナンバーを表示しなければならない。
4)乗員登録
参加艇は乗員の登録を出艇申告時に所定の用紙によりおこなうものとする。
5)参加料 1艇
JSAF登録艇 12,000円
クラブ会員所属艇 13,000円
上記以外の艇 14,000円
事前振込み、いずれもパーティチケット2名分を含む。
4.レースの日程
9月24日(日) スタート予告信号 09:55
5.出艇申告
9月23日(土) 14:45縲怩P5:00
クイーンアリス・アクア(空港ターミナルビル4F)入口。
6.艇長会議
9月23日(土) 15:00縲怩P5:15
クイーンアリス・アクア(空港ターミナルビル4F)内。
7.参加者への通告
参加者に対する通告は、クイーンアリス・アクア前に設置された公式掲示板に
9月23日15:15までに掲示される。
8.レース海域
空港島南端から鬼崎沖に至る海域。
9.コース
スタート⇒鬼崎沖マーク⇒フィニッシュ(別図参照)
鬼崎沖マークは右側に見て廻航すること。
10.マーク
鬼崎沖マークはクルーザーヨットを使用する。
11.コミッティーボート
1)スタート、フィニッシュの本部船には、JSAFエンサインを掲揚する。
スタート後フィニッシュラインを設置するまで本部船はコミッティーボートとなる。
2)本部船以外のコミッティーボートにはコミッティー旗(白地に赤横線2本)を掲揚する。
12.スタート
1)スタートは、RRS26を用い、クラス旗はJSAFクラブ旗を使用する。
<信号> <旗と音響> <スタート信号までの時間(分)>
予告 クラス旗;音響1声 5分
準備 P旗、I旗、Z旗、I旗とZ旗、
または黒色旗;音響1声 4分
1分前 準備信号の降下;長音1声 1分
スタート クラス旗の降下;音響1声 0
2)スターティングラインはスターボード・エンドとなる空港島南端の航空導灯と、
ポート・エンドとなる本部船のオレンジ旗掲揚ポールの間とする。
レース艇はスタート信号後、10分以内にスタートしなければならない。
同時刻までスタートしなかった艇はDNSとする。
13.個別のリコール
リコール艇があった場合には、本部船にX旗を掲げ音響信号1声が発せられる。
掲揚の時間は、全てのリコール艇がスターティングライン、又はその延長線のプレスタート・サイド
に完全に入るまで、また規則30.1が適用された場合にはそれに従うまで、またはスタート信号後の
4分間とする。
14.ゼネラルリコール
スタート信号時にスタートラインのコースサイドにいる艇、もしくは規則30の適用を受ける艇を
特定できない場合、またはスタートの手順に誤りがあった場合、レース委員会はゼネラルリコール
信号の第1代表旗を掲揚し、音響信号2声を発する。第1代表旗は次の予告信号1分前に降下する。
15.スタートの延期
スタートの延期は、本部船にAP旗を掲揚し、音響信号(2声)を発して通告する。
スタート予告信号はAP旗降下1分後とする。
16.スタート後のコース短縮
コースを短縮する場合は下記の2点とし、本部船にS旗を掲揚し、音響信号2発を発する。
?空港島北端
この場合は本部船をポート側に見てフィニッシュすること。
?鬼崎沖マーク
この場合は本部船をスターボード側に見てフィニッシュすること。
17.フィニッシュ
フィニッシングラインは、ポート・エンドとなる空港島北端の航空導灯と、スターボード・エンド
となる本部船のブルー旗掲揚ポールの間とする。
但し、フィニッシュの本部船はブルー旗掲揚のコミッティーボートで行うことがある。
18.タイムリミット
タイムリミットはスタート後4時間とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。
19.抗 議
1)抗議はRRS-61に従って行なわなければならない。
2)赤色旗を掲揚してフィニッシュ後抗議を提出する艇は、その旨本部船に通告しなければ
ならない。
3)抗議のある艇は、所定の書式に記入し、最終レース終了後1時間以内に本部船に提出しなければ
ならない。
4)岩礁・海苔網などから離脱する為にエンジンを使用した場合にはジュリーの判断により、
失格または20%のタイム・ペナルティを課すことができる。
5)抗議にかかわる通告は、9月25日(月)15:00までに外洋東海ホームページに
掲示される。
20.失格に代わる罰則
1)RRS第2章の規則違反については、失格または失格に代わる罰則として、2回転ペナルティー
(RRS44.1/44.2)が適用される。
2)その他の規則違反については、ジュリーの判断により、失格または失格に代わる罰則として
タイム・ペナルティー(5%)を課すことができる。
但し、軽微な規則違反については、ジュリーの判断により、罰則を課さないことがある。
21.レース旗
1)レース参加艇は各クラブ旗又はそれに準ずる旗をスタート5分前からレース終了まで、
もしくは棄権するまでバックステイに掲揚しなければならない。
但し、その高さはレース旗の下端がデッキの上から1.5m以上とする。
2)レースを棄権した場合には、直ちにレース旗を降ろさなければならない。
22.ライフジャケット
1)海況に応じてライフジャケット、ライフベルトを着用すること。
2)本部船にY旗が掲揚された場合、乗組員全員はライフジャケットを着用しなければならない。
23.ハンディキャップ
1)TSF方式により順位を決定する。
2)修正時間は、秒単位迄を算出し、少数点以下を四捨五入する。
3)修正時間が同一の場合には、TSF値の小さい方の艇を上位とする。
24.表彰
1)表彰式は10月初旬頃に名古屋市内にて実施する。
☆日時・場所は追って連絡する。
2)「伊勢湾マリンカップ」は総合優勝艇に与える。
参加艇に応じてその上位を表彰する。
25.レース委員会(レース本部)の所在、及び役員
9月23日(土)14:00分から24日(日)15:00まで。
TEL:090竏窒R454竏窒O571
役員
大会会長 森岡 稔夫
実行委員長 岩瀬 喜貞
レース委員長 長坂 収
ジュリー委員長 都築 勝利
※レースコース図は、当日の艇長会議で配付します。