第31回東海チャンピオンシップシリーズレース帆走指示書 2006.10.23
第31回東海チャンピオンシップシリーズレース帆走指示書
帆走指示書
(ORC部門)
主催 JSAF外洋東海
1.適用規則
セーリング競技規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、ORCクラブ運用規定、
JSAF特別規定2005-2006、JSAF外洋東海2006年度年間レース公示、当該レース公示並びに
本帆走指示書とする。
但し、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。
2.責任の所在
1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは所有艇が十分に艤装
され、かつ、必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるように
しなければならない。
オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が
適正に維持格納され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。
2)乗組員は、自己の責任に於いて自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と乗組員の
安全の確保に努めなければならない。
乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を
磨き、また全ての装備および安全備品の使用方法と置場所を熟知するよう努めなければならない。
3)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは、全て各乗組員の責任のみで決定される。
4)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで決定され
る。
5)参加艇や乗組員の事故(死亡、傷害、沈没、破損等)、について、JSAF並びに主催団体は如何
なる責任も負わない。
3.参加資格
1)参加艇はJSAFの登録艇であること。
2)・有効なORCクラブレーティングを所持している艇。
・JSAF特別規定(JSR)に基づき、カテゴリー?以上の確認を済ませ登録されている艇。
但し、レーティングを取得する時にIMSレーティングからコンバートした艇は、アンカーを2ヶ
搭載していること。
・アコモデーションノンファイルド艇にはTAの1%ペナルティを与える。
・カテゴリー?の確認を済ませ、登録されている艇のジャックステー(JSR4,04,1)の取り扱
いは直ちに設置できるよう用意することでも良いとする。
3)乗員
・乗員は4名以上で、
?全員がJSAF会員であること。ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。
オーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員2名を会員扱いとする。
?乗員の総体重はレーティング証書に記載されている数値110%以下とし、各艇の責任において
測定し申告すること。
?尚、本シリーズにおけるオーナーの権利の扱いはシリーズを通して1人(共同オーナー艇は
代表者だけ)とし、事前の出艇申告(シリーズ中の乗員登録)で行うものとする。
・他艇との重複エントリーは認めない。
4.事前の出艇申告、艇長会議、レース別の出艇申告
1)事前の出艇申告(シリーズ中の乗員登録) 10月26日(木)までにEメールまたはファックスで
JSAF外洋東海へ全レースに乗艇する全ての乗員を申告すること。
2)艇長会議 10月29日(日)08:00縲怩O8:30 日産マリーナ東海 南館
各艇の艇長は必ず出席すること。艇長は誓約書(当日配布)にサインすること。
3)レース別の出艇申告(レースごとの乗員登録)
レース艇は、その日のレースごと(2レースある日は一緒に又、2レース目の乗換はジュリーの
許可がなければ認めない)に所定のレース別出艇申告書(当日配布)をスタート予定時刻の90分前
までにレース本部へ提出しなければならない。
4)乗員の追加登録
乗員の追加登録は、その日のスタート予定時刻の90分前迄とし、レース本部へ書面をもって
行なうこと。[要会員証の写し。体重チェックは自己申告]
5.競技者への通告
1)競技者に対する通告は日産マリーナ東海南館のレース本部前公式掲示板にて行う。
2)レース委員会からの通告及び帆走指示書の変更等は、その日のスタート予定時刻の90分前までに
公式掲示板に掲示される。
但し、レース日程の変更は発効する前日の18:00までに掲示する。10月29日、11月4日の
レース日程変更は、ホームページの事前公式掲示板に前日の18:00までに掲示する。
6.インスペクション
レース委員会は、事前(レース別の出艇申告受付時点縲恬告信号)および事後(その日の最終レースの
フィニッシュ時点縲怩U0分後)にインスペクション・チェックを行う場合がある。その場合艇長はインス
ペクション・チェックに立ち会わなければならない。
7.陸上で発せられる信号
1)陸上で発せられる信号は、レース本部前に設置するフラッグポールに掲げられる。
国際信号旗の意味は次の通り。
竏秩eN’
本日のレースは中止された。
竏秩eAP’
本日のレースは延期された。
IMS部門予告信号は当信号旗降下、85分以降に発せられる。
竏秩eL’
競技者への通告が掲示されている。
信号旗の掲揚と同時にRRS‘レース信号’に基づく音響信号が発せられる。
8.レースの日程
1)レースの日程は次の通り。
レース 予告信号の時刻
第1レース 10月 29日(日) 09:55 (風上/風下レース)
第2レース 10月 29日(日) 第1レース終了後(風上/風下レース)
第3レース 11月 04日(土) 08:55 (37M又は25M)
第4レース 11月 05日(日) 08:55 (風上/風下レース)
第5レース 11月 05日(日) 第4レース終了後(風上/風下レース)
2)10月29日と11月05日の予告信号は両部門共14:55以降には発せられない。
9.スタート海面
スタート海面は、橋田鼻灯台から南約2マイルの地点。
10.海上チェックイン
レース参加艇は、各レース日の、最初の予告信号時刻の10分前から同時刻までの間にセール番号を
表示して、L旗を掲揚した本部船のスターン付近を通過し、出艇および乗員数の確認を受けなければなら
ない。
11.泊地及び上架
1)レース艇は、シリーズ期間中(10月29日のレース終了後から11月05日の出港まで)の泊地
は、日産マリーナ東海を使用しなければならない。
2)上架又は、ホームポートへの帰港が必要となった場合には文書で事前にジュリーの許可を受けなけれ
ばならない。
12.潜水用具
シリーズ期間中、水中呼吸器の使用を認めるが、プラスティックプール又はこれに類する用具は用いては
ならない。
13.コース
1)第1、2、4、5レースのコースは、次の[1]または[2]の風上/風下コースとし、各マークを
左側に見て回航しなければならない。
コース[1]:(3LAPS)
スタート⇒風上マーク⇒風下マーク⇒風上マーク⇒風下マーク⇒風上マーク⇒フィニッシュ
コース[2]:(3LAPS&1LEG)
スタート⇒風上マーク⇒風下マーク⇒風上マーク⇒風上マーク
風上マーク⇒風下マーク⇒フィニッシュ
2)風下マークはスターティング・マークとする。
3)本部船はコース信号として数字旗[1]または[2]を予告信号前に掲揚する。
4)本部船は風上マークまでのコンパス方位ならびに大凡の距離を予告信号前に掲示する。
5)第3レースのコースは
?スタート→生田鼻ブイ(反時計)→沖の瀬ブイ(反時計)→豊橋?1ブイ(反時計)→
フィニッシュ
?スタート→生田鼻ブイ(反時計)→野島(反時計)→フィニッシュとし、
?か?の指示は当日の08:00に公式掲示板に掲示する。
第3レースは
・ウェザーマークを設置することがある。その場合は、本部船に青旗または赤旗を予告信号前に掲揚
する。
青旗=反時計、赤旗=時計回りにウエザーマークを回航することを意味する。
14.マーク
各マークは三角形のオレンジ色ブイを使用する。
第3レースのフィニッシング・マークだけは円筒形のオレンジ色ブイを使用する。
15.コミッティーボート
1)本部船には、JSAFエンサインを掲揚する。
2)本部船以外のコミッティーボートにはコミッティー旗(白地に赤横線2本)を掲揚する。
16.スタート方法及びスタートに関する信号
1)スタートはRRS26の方式とする。クラス旗はJSAFクラブ旗を掲揚する。
2)スターティング・ラインは、本部船(スターボード・エンド)のオレンジ旗を掲揚したマスト
若しくはポールとスターティング・ライン・マーク(ポート・エンド)の間とする。
3)スタート信号から4分経過後にスタートする艇は「DNS」と記録される。(A4竏瀦マ更)
17.個別リコール
リコール艇があった場合には、本部船にX旗を掲げ音響信号1声が発せられる。
掲揚の時間は、全てのリコール艇がスターティング・ライン、又はその延長線のプレスタート・
サイドに完全に入るまで、また規則30.1が適用された場合にはそれに従うまで、またはスタート
信号後の4分間とする。
18.ゼネラルリコール
スタート信号時にスターティング・ラインのコース・サイドにいる艇、もしくは規則30の適用を
受ける艇を特定できない場合、またはスタートの手順に誤りがあった場合、レース委員会は
ゼネラルリコール信号の第1代表旗を掲揚し、音響信号2声を発する。第1代表旗は次の予告信号
1分前に降下する。
19.スタートの延期
スタートの延期は、本部艇にAP旗を掲揚し、音響信号(2声)を発して通告する。
スタート予告信号はAP旗降下1分後とする。
20.コースの、次のレグの変更
コースの次のレグを変更する場合は、変更されるレグの起点となるマーク付近においてコミッティ
ボートにC旗を掲げ、新しいマークのおおよそ方位と距離を示し、反復音響信号を発して通告する
(RRS-33の変更)
但し、通告の時点では次のマーク(または、フィニッシング・ライン)が新しい位置に設置されて
いないこともある。
21.コース短縮
1)コースを短縮する場合は、コミッティーボートにS旗を掲げ、音響信号2声を発する。
コース短縮の信号が発せられた場合は、その回航マークとS旗を掲げたマスト若しくはポールの間で
フィニッシュするものとする。
2)第3レースはスタート後のコース変更、短縮は行わない。
22.フィニッシュ
1)第1、2、4、5レースのフィニッシング・ラインは、ブルー旗を掲揚した本部船または運営艇の
オレンジ旗を掲揚したマスト若しくはポールとフィニッシング・マークの間とする。
2)10月29日、11月05日において、最初のレースに引き続いてレースを実施する場合には、
ブルー旗を掲揚した本部船または運営艇にA旗を掲揚する。
最初のレースをフィニッシュした艇は、次のレースのスターティング・エリアに向けて速やかに
移動すること。
3)第3レースのフィニッシング・ラインは、日産マリーナ東海防波堤(東側)上のJSAFエンサイン
を掲げたポールと日産マリーナ東海入口灯台東、約0.1マイル付近に設置するオレンジ色マーク
(円筒形)との間とし、オレンジ色マークを右側に見てフィニッシュすること。
フィニッシュが夜間になった場合にはフィニッシュマークに白色点滅燈を掲げる。レース艇は
フィニッシュ約10分前に発光信号A符連送(・竏秩E竏秩E竏秩jでフィニッシュの予告を行い、
フィニッシュ時には自艇のセールナンバーを照射すること。
23.タイムリミット
1)第1、2、4、5レースのタイムリミットはスタート後2時間または各部門のトップ艇フィニッシュ
後45分のどちらか遅い方の時刻とする。それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。
2)第3レースはスタート後9時間とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。
24.ジュリ竏箪r
委員長 都築 勝利
委 員 森岡 稔夫 長坂 収 豊田 哲郎 河内 道夫 坂倉 純二
25.抗 議
1)抗議はRRS-61(RRS-62)に従って行わなければならない。
2)抗議をする艇は、赤色旗を掲揚してフィニッシュし、フィニッシュ後その旨を本部船(第3レースは
陸上本部)に通告しなければならない。(RRS61.1-追加)
3)抗議は所定の抗議書に必要事項を記入し、当日の最終レース自艇フィニッシュ後90分以内にレース
本部に提出しなければならない。
4)レース委員会またはプロテスト委員会によるレース艇に対する抗議の通告は当日の最終レースの
最終艇フィニッシュ後90分以内に公式掲示板により行う。[RRS61.1(b)の変更]
5)抗議にかかわる通告は、抗議締切り後できるだけ早く、公式掲示板に掲示される。
6)抗議の当事者並びに証人等は指定された時間にレース本部の前で待機していること。
26.失格に代わる罰則
1)RRS第2章にかかわる規則違反については、第1.2.4.5レースはRRS44.1(2回転のペナルテ
ィー)を適用し、第3レースはRRS44.3(得点のペナルティー)を適用する。
第3レースに限り、軽微な早すぎるスタートをし、定められた方法でリコールを解消しなかった艇に
ついては、OCSに代えて5パーセントのタイムペナルティが課せられる場合がある。その場合には
レース委員会の抗議は必要としない。
2)その他の規則違反についてはジュリーの判断により5%のタイムペナルティまたは失格を課すことが
できる。但し、軽微な規則違反についてはジュリーの判断により罰則を課さないことがある。
3)岩礁・海苔網などから離脱する為にエンジンを使用した場合にはジュリーの判断により、失格または
20%のタイム・ペナルティを課すことができる。(<帆走指示書27の1>のその他緊急事態とは
異なる)
27.エンジンの使用
1)落水者救助、遭難艇(船舶)救援、衝突回避、その他緊急事態に対処するエンジンを使用することが
できる。
但し、エンジンを使用した場合には、その状況(使用した目的・時間・位置等)について、フィニッ
シュ後レース委員会に速やかに報告しなければならない。
2)投揚錨、排水および充電のためにエンジンを使用することができる。但し、プロペラが回転しないよ
うにしなければいけない。
3)スタート準備信号以降はエンジンを使用してはならない。
28.レース旗
レース艇はJSAF所定のレース旗をレース中バックステイに、下端がデッキ上1.5m以上になるよう
に掲げること。
レースを棄権した場合には、直ちにレース旗を降ろさなければならない。
29.レース艇の義務
1)レース別の出艇申告をした艇がスタートをしない場合には、すみやかにその事実をレース本部に報告
しなければならない。
2)棄権艇、タイムリミットにかかった艇はできるだけ速やかにその事実をレース本部に報告しなければ
ならない。
電話、無線による場合には、必ず艇の責任者がこれを行い、第三者による伝言は避けなければならな
い。
30.ライフジャケット
1)海況に応じてライフジャケット、ライフベルトを着用すること。
2)本部船にY旗が掲揚された場合、乗組員全員はライフジャケットを着用しなければならない。
31.帰着申告
レース艇は自艇の当日の最後のレースのフィニッシュ後90分以内にレース本部に用意された帰着申告書
にサインすること。
32.ハンディキャップ
1)方式
エイジアローワンス(×2)を適用する。
第1、2、4、5レースはTMF方式を使用する。第3レースはオフショアーPLS方式を
使用する。
2)修正時間は、秒単位までを算出し、小数点以下を四捨五入する。
3)修正時間が同一の場合には、TMF値の小さい方の艇を上位とする。
33.得点及び係数
1)シリーズの得点はRRS付則Aに規定された低得点方法を用いて記録する。
2)捨てレースは無いものとする。
3)得点係数
本シリーズの各レースの得点係数は次のとおりとする
第1.2.4.5レース : N=1.0
第3レース : N=1.25
34.シリーズの成立
本シリーズは5レースの内2レースの成立をもってシリーズの成立とする。
35.タイ
最終合計得点が同点の場合第3レースの成績の上位の艇を上位とする。
それでもタイが解けない時は、第3レースを除いたレースをRRS付則Aに規定された方法で解く。
36.表彰
参加艇数に応じて、その上位を表彰する。
37.レース委員会(レース本部)の所在
10月 29日(日) 07:30から18:00まで
11月 04日(土) 07:00から19:00まで
11月 05日(日) 07:00から18:00まで
日産マリーナ東海 TEL 0563竏窒U2竏窒S511 携帯 090竏窒R454竏窒O571
レース委員長 森岡 稔夫 レース副委員長 長坂 収
39.緊急連絡先
蒲郡海上保安署 ? 0533竏窒U8竏窒S999
衣浦海上保安署 ? 0569竏窒Q2竏窒S999