第32回五ヶ所湾合同レース帆走指示書 2007.04.27  

                        第32回五ヶ所湾合同レース帆走指示書

                                                        主催  JSAF外洋東海
                                                        協力  衣浦武豊フリート
                                                        衣浦ヨットクラブ
                                                        五ケ所フリート VOC
                                                        協賛  松本テクニコ(株)

                                [スケジュール]

事前出艇申告 IMS部門、IRC部門の参加艇は連休の為4月30日(月)24:00までにEメールまたはFAXでJSAF外洋
          東海事務局へ申告すること。
出艇申告    5月2日(水) 19:30縲鰀21:00 
艇長会議             20:00縲鰀21:00 必ず1名出席のこと
                   於:衣浦ヨットクラブ クラブハウス
スタート予定時刻 5月3日(祝) 02:00
タイムリミット    5月3日(祝) 16:00
参加料     JSAF登録艇・クラブ会員所属艇 22,000円
         上記以外の艇             24,000円
          いずれも事前振込み。パーティ費4名分含む

乗員      ・IMS部門は4名以上でレーティング証書記載の総体重以下
         ・IRC部門は4名以上でレーティング証書記載総体重の最大乗員重量は証書記載の乗員数x80kgを超
          えてはならない
体重計測   ・IMS部門、IRC部門共、各艇の責任において測定し、かつ申告すること
         ・オープン部門は、4名以上で船検定員以下
パーティ    5月3日 16:00(予定)VOC・志摩ヨットハーバーにて開催
         1名 3,000円 5人目からのの分は出艇申告時に申し込みを受付けます。

         第32回 五ヶ所湾合同レースの無線通信について              JSAF外洋東海 通信委員会

 国際VHFch74と携帯電話で「ちたよっと」からロールコールを行います。

★国際VHFはラジオチェック  5月3日  01:00
 以後 5月3日 03:00  06:00  09:00  12:00  15:00
    に「ちたよっと」から呼び出しますので各時における現在位置を報告して下さい。

★携帯電話はラジオチェックはしません。
 各艇から 5月3日 03:20  06:20  09:20  12:20  15:20
    の各時における現在位置を「ちたよっと」無線局(下記まで)に報告して下さい。

レース展開により、15:00以前でもロールコールを終了する事があります。

また、国際VHFは「ちたよっと」の伝搬状態のチェックのため、上記以外の時間にもできるだけ、ワッチ、交信をお願い
します。

「ちたよっと」無線局  TEL&FAX 0569-63-0944

                                [帆走指示書]

1.適用規則
 IMS部門:
  セーリング規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、IMSルールおよびレギュレーションズ2007、
  JSAF特別規定(JSR)2007-2008、JSAF外洋東海2007年度レース公示、当該レース公示および本帆走指示書
  とする。
 IRC部門:
  セーリング規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、IRCルール2007、JSAF特別規定(JSR)200
  7-2008、JSAF外洋東海2007年度レース公示、当該レース公示および本帆走指示書とする。
 オープン部門:
  セーリング規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、TSF方式、JSAF外洋東海2007年度レース公
  示、当該レース公示および本帆走指示書とする。
  全部門共、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。

2.責任の所在
 1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十分に艤装され、かつ、
   必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるようにしなければならない。
   オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が適正に維持格納
   され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。
 2)乗組員は、自己の責任に於いて自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と乗組員の安全の確保に
   努めなければならない。
   乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を磨き、また全て
   の装備および安全備品の使用法と置場所を熟知するよう努めなければならない。
 3)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て各乗組員の責任のみで決定される。
 4)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで決定される。
 5)参加艇や乗組員の事故(死亡、障害、沈没、破損等)、および第三者に与えた障害については、JSAF並びに主催
   団体は如何なる責任も負わない。

3.参加資格
 1)参加艇はJSAF登録艇、非会員艇(オープン部門だけ)のいずれも参加できる。
 2)部門別
    IMS部門:
     IMSレギュレーション第1章及び第2章を満たし、かつIMSの有効な2007レーティングを所有している艇でJS
     AF特別規定(JSR)に基づき、カテゴリー4以上の確認を済ませ、登録されている艇。
    IRC部門:
     有効なIRCレーティング(ノーマル以上)2007を所有している艇でJSAF特別規定(JSR)に基づき、カテゴリー4
     以上の確認を済ませ、登録されている艇。
    オープン部門:
     日本小型船舶検査機構の検査証を所持していること。ハンディキャップ(TSF)はレース委員会が決定する。
 3)乗員
    ・乗員は全部門共4名以上で、
    イ)IMS部門、IRC部門は全員が、JSAF外洋の会員であること。
      ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。IMS部門、IRC部門ではオーナーが乗艇している場合、オーナー
      権利として、非会員2名を会員扱いとする。
    ロ)オープン部門に参加する場合、乗員のうち1名は外洋ヨットレース規則の理解を深めるためJSAF外洋の会員
      であること。但し、JSAF登録艇、クラブ会員所属艇は除く。

4.出艇申告・体重チェック・艇長会議
 事前:出艇申告 4月30日(月)12:00までにEメール又はFAXでJSAF外洋東海事務局へ申告すること。
         IMS部門は計測証書もFAXすること。
 当日:出艇申告 5月2日(水)19:30縲鰀21:00   衣浦ヨットクラブクラブハウス
  体重計測
   1)IMS部門の体重計測は各艇の責任において測定し、かつ申告すること。
   2)IRC部門の最大乗員重量は証書記載の乗員数x80kgを超えてはならない。
     体重計測は各艇の責任において測定し、かつ申告すること。

  艇長会議   5月2日(月)20:00縲鰀21:00   衣浦ヨットクラブクラブハウス
    各艇の艇長は必ず出席すること。事前出艇申告した艇は誓約書(事前にホームページの事前公式掲示板・レー
    スエントリーから取れる方は取って下さい。)にサインして提出すること。

  ダブルエントリー IMS部門の参加艇はIRC部門とダブルエントリーできる。
           (3,000円追加)

5.競技者への通告
 衣浦ヨットクラブクラブハウスに設置する公式掲示板に掲示される。
    公式掲示板、確認時間  5月2日(火)21:00

6.インスペクション
 レース委員会は、事前(当日の出艇申告受付時より)、事後(各艇フィニッシュ後20分まで)を含めて参加艇がレース
 の条件に適合しているかをチェックする権限があり、艇の責任者はそれを拒否できない。

7.レース日程
 スタート予告信号予定時間  5月3日(祝) 01:50

8.コース
 スタート S(衣浦港口沖)竏忠ォの瀬(反時計)竏註_島西竏巽(五ケ所湾口)約50海里
 (注)1.伊良湖岬竏註_島竏宙ノ勢湾灯標No.3を結ぶ範囲への進入を禁止する。
    2.的矢湾口、大王崎付近、麦崎沖のすべての定置漁網の内側の航行を禁止する。但し、布施田水道の定置漁
      網は除く。
    3.スタート海面、コース図、フィニッシュ海面は別図参照。
    4.コース短縮は行わない。

9.スタート方法、及びスタートに関する信号
 1)スターティングラインは、衣浦港口沖の「      」付近に設置する。
   スターティングラインはポートの端となる「      」と、スターボードの端となる「        」のマストの間とし、
   「      」を右に見てスタートする。
   ポートの端となる「      」には赤色回転灯を、スターボードの端となる「     」には黄色回転灯を各々点灯
   する。
   スターティングラインはスタート信号後10分後に消滅する。
 2)レースは以下によってスタートする
   スタート 5分前(予告信号) 提灯1灯を掲げ音響信号一声を発する。
   スタート 4分前(準備信号) 提灯2灯を掲げ音響信号一声を発する。(1灯追加)
   スタート 1分前        提灯1灯を掲げ音響信号一声を発する。(1灯消灯)
   スタート時            提灯を消灯し音響信号一声を発する。

10.スタートのペナルティー
  RRS30.1 ラウンド・アン・エンド規則だけを適用する。

11.リコール(RRS29を以下と置き換える)
 1)個別リコール
   リコール艇が有った場合、音響信号一声を発し提灯1灯を点滅する。点滅の時間は全てのリコール艇がスタート
   ライン、又その延長線のプレスタート・サイドに完全に入るまで、あるいはスタート信号後の5分間とし、その後消
   灯する。
 2)ゼネラルリコール
   スタート信号時にスタートラインのコースサイドにいる艇、もしくは規則30.1の適用を受ける艇を特定できない場
   合、またはスタートの手順に誤りがあった場合、レース委員会は音響信号2声を発し提灯2灯を点滅する。(5分
   程度)再スタートは原則として10分後とする。再スタートの6分前に音響信号1声を発し提灯2灯を点灯(10秒程
   度)する。

12.フィニッシュ
   フィニッシングラインは、五ケ所湾口入口のポートの端となる黄色の「楓ブイ」とスターボードの端となるコミッティ
   ーボート「   」のJSAFエンサインを掲げたポールとの間とし、コミッティボートを右に見てフィニッシュする。

13.タイムリミット
 5月3日(祝)16:00とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。

14.エンジンの使用
 1)落水者救助、遭難艇(船舶)救助、衝突回避、その他の緊急事態に対処するために、エンジンを使用することがで
   きる。但し、エンジンを使用した場合には、その状況(使用した目的・時間・場所等)について、フィニッシュ後レース
   委員会に速やかに報告しなければならない。
 2)投揚錨、排水および充電のためにエンジンを使用することができる。但し、この場合にはプロペラが回転しないよう
   にしなければならない。
 3)スタート5分前以後はエンジンを使用してはならない。但し、スタート信号後10分経過してもスターティング・ライン
   付近に到達できなかった場合には、同ラインまで機走し、または曳航されることが出来る。但し、機走し、または曳
   航された場合には:
   (1)帆走に移ってから360度回転した後、スタートしなければならない。360度回転を完了するまでは他のレース
     艇を妨害してはならない。
   (2)その状況(使用した時間・距離等)についてフィニッシュ後レース委員会に速やかに報告しなければならない。

15.視界制限状態時の競技規則の例外
 スタート後、視界制限状態時の場合、RRS2章に代わって、海上における衝突予防のための国際規則ならびに関係
 国内法が適用される。

16.プロテスト委員会
  河内 道夫  大島 茂樹  長坂 収  

17.抗 議
 1)抗議はRRS-61に従って行わなければならない。
 2)赤色旗を掲揚してフィニッシュし、かつ、抗議を提出する艇は、フィニッシュ後、その旨を本部船に直ちに報告しなけ
   ればならない。
 3)レース委員会またはプロテスト委員会によるレース艇に対する抗議の通告は抗議締切時間内に公式掲示板により
   行う。
 4)抗議のある艇は、抗議書に記入して、自艇フィニッシュ後1時間30分以内にレース本部へ提出すること。抗議に関
   わる通告はVOC・志摩ヨットハーバーのレース本部(ボートハウス)前、公式掲示板により行う。

18.失格に代わる罰則
 1)RRS第2章に関わる規則違反についてはRRS44.3(得点ペナルティー)を適用する。
 2)外洋レース規則ならびにJSAFが定める外洋レースに関わる規則(定)に違反した場合には、プロテスト委員会の判
   断により、失格または所要時間に対し5%のタイム・ペナルティーが課せられる。
   但し、軽微な規則違反についてはプロテスト委員会の判断により罰則を課さないことがある。
 3)RRS29.1およびRRS30.1に関わる規則違反については、5%のタイム・ペナルティを適用する。その場合には、
   レース委員会の抗議は必要としない。
 4)岩礁・大謀網などから離脱する為にエンジンを使用した場合にはプロテスト委員会の判断により、失格または
   20%のタイム・ペナルティを課すことができる。

19.レース艇の義務
 1)出艇申告しスタートしない艇はレース本部へ直ちに連絡しなければならない。途中、棄権した艇又はタイムリミット
   にかかった艇も、レース本部にすみやかに連絡しなければならない。電話による時は必ず艇の責任者がおこな
   い、第三者に伝言を託してはならない。
 2)事故のあった艇はすみやかに事故報告書をレース本部に提出しなければならない。
 3)海況に応じてライフジャケット、ライフベルトを着用すること。但し、日の出前は必ずどちらかを着用すること。

20.レース旗
 1)レース参加艇はJSAF所定のレース旗、又は各クラブレース旗をスタート5分前からフィニッシュするまで、もしくは
   棄権するまでバックステーに掲げること。その高さは1.5m以上とする。
 2)レースを棄権した場合にはレース旗を直ちに降ろさなければならない。

21.無線通信の禁止
  無線送受信機および携帯電話は、ロールコール・遭難・緊急・安全の各通信、ならびに気象・海象に関する情報を
  気象庁・測候所等の公的機関から聴取する場合以外に使用してはならない。

22.ハンディキャップ
 1)方式
  IM部門:
   「オーシャンレース」を使用する。ミックスディヴィジョンレースとする。クルーザーレーサーディヴィジョンにはDAを
   適用する。アコモデーションノンファイルド艇にはTAの1%ペナルティを与える。
    エイジアローワンス(x2)を適用する。
  IRC部門:
    艇の所用時間(ET)にその艇のTCCを掛け修正時間の低い艇を上位とする。
  オープン部門:
    TSF方式により順位を決定する。
 2)修正時間は、秒単位迄を算出し、小数点以下を四捨五入する。
 3)修正時間が同一の場合には、IMS部門はGPHの大きい艇を上位とし、IRC部門はTCCの小さい艇を上位とする。
   オープン部門はTSF値の小さい方の艇を上位とする。

23.部門分けと得点(JSAF外洋東海2007年度レース公示)
 各部門は、2艇以上の参加をもって成立する。スタートした艇の数に関らず正規に完走した艇のみが順位による得点
 を得ることができ、フィニッシュしなかった艇は順位によらない(DNFなどの)得点しか得られない。
 各部門は参加数に応じてさらにクラス分けをすることがある。

24.表彰(JSAF外洋東海2007年度レース公示)
 参加数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰する。
 ・JSAF外洋東海5月親睦会(5月23日19:15縲鰀21:00)にて表彰する。
  場所は対象艇に追って連絡する。

25.レース委員会
 レース委員長    長坂 収  
 レース副委員長  坂谷 定生  岡 吉樹(VOC)
 ジュリー委員長   河内 道夫
 所在(本部) 
        5月2日(水)19:30より5月3日(祝)01:00迄
         衣浦ヨットクラブクラブハウス TEL 0569-73-2426
        5月3日(祝)01:00より19:00迄
         VOC・志摩ヨットハーバー   TEL 05996-6-0933
        ※移動電話(携帯) 

26.緊急救助体制
 各艇からの連絡状況、気象・海象の状況等から遭難の可能性が高いとレース委員会が判断した場合は、当該艇から
 申告を受けた緊急連絡先に連絡し、協議のうえ海上保安庁に捜索要請を行うことがある。

27.緊急連絡先
    名古屋海上保安部  052-661-4999
    鳥羽海上保安部    0599-26-4999
    (同)浜島分室     05995-3-0300
    衣浦海上保安署    0569-22-4999