第32回東海チャンピオンシップシリーズレース帆走指示書 2007.10.22
第32回東海チャンピオンシップシリーズ帆走指示書
帆走指示書
(IRC部門)
主催 JSAF外洋東海
1.適用規則
セーリング競技規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、JSAF特別規定2007-2008、JSAF外洋
東海2007年度年間レース公示、当該レース公示ならびに本帆走指示書とする。
本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。
IRCルール2007
2.責任の所在
1) 艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは所有艇が十分に艤装され、かつ、
必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるようにしなければならない。
オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が適正に維持格納
され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。
2) 乗組員は、自己の責任に於いて自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ艇と乗組員の安全の確保に
努めなければならない。
乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を磨き、また全て
の装備および安全備品の使用方法と置場所を熟知するよう努めなければならない。
3) 何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは、全て各乗組員の責任のみで決定される。
4) レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで決定される
5) 参加艇や乗組員の事故(死亡、傷害、沈没、破損等)、について、JSAFならびに主催団体は如何なる責任も負わ
ない。
3.参加資格
1) 参加艇はJSAF登録艇(セールナンバーJPN)であること。
2) JSAF特別規定(JSR)に基づき、カテゴリー4以上の確認を済ませ登録されている艇。
3) カテゴリー3の確認を済ませ、登録されている艇のジャックステー(JSR4.01.1)の取り扱いは直ちに設置できるよ
う用意することで良い。
4) 有効なIRCレーティング(ノーマル以上)を所持している艇。
乗員
1) 乗員は両部門共4名以上で全員がJSAF外洋会員であること。
ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。
2) オーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員2名を会員扱いとする。
なお、本シリーズにおけるオーナーの権利の扱いはシリーズを通して1人(共同オーナー艇は代表者だけ)とし
、事前の出艇申告(シリーズ中の乗員登録)で行うものとする。
3) 他艇との重複エントリーは認めない。
4) 乗員の総体重はレーティング証書に記載されている乗員数x80kg以下とし、各艇の責任において測定し申告
すること。
4.事前の出艇申告、体重チェック、艇長会議、レース別の出艇申告
1) 事前の出艇申告(シリーズ中の乗員登録) 10月26日(金)までにEメールまたはFAXでJSAF外洋東海へ全レー
スの乗員を申告すること。
2) 艇長会議 10月28日(日) 8:00縲怐@8:30 日産マリーナ東海
各艇の艇長は必ず出席すること。艇長は誓約書(当日配布)にサインすること。
3) レース別の出艇申告(レース毎の乗員登録)
レース艇は、その日のレース毎に所定のレース別出艇申告書(当日配布)をスタート予定時刻の90分前までにレ
ース本部へ提出しなければならない。
(2レースある日は一緒に、また2レース目の乗換はジュリーの許可がなければ認めない)
4) 乗員の追加登録
乗員の追加登録は、その日のスタート予定時刻90分前までとし、レース本部へ書面をもって行うこと。
[要会員証の写し。体重チェックは自己申告]
5.競技者への通告
1) 競技者に対する通告は日産マリーナ東海南館のレース本部前公式掲示板にて行う。
2) レース委員会からの通告および帆走指示書の変更等は、その日のスタート予定時刻の90分前までに公式掲示
板に掲示される。
ただし、レース日程の変更は発効する前日の18:00までに掲示する。
10月28日、11月3日のレース日程変更は、ホームページの事前公式掲示板に前日の18:00までに掲示する。
6.インスペクション
レース委員会は、事前(レース別の出艇申告受付時点縲恬告信号)および事後(その日の最終レースのフィニッシュ
時点縲鰀60分後)にインスペクション・チェックを行う場合がある。
その場合艇長はインスペクション・チェックに立ち会わなければならない。
7.陸上で発せられる信号
1) 陸上で発せられる信号は、レース本部前に設置するフラッグポールに掲げられる。
国際信号旗の意味は次の通り。
竏秩eN’
本日のレースは中止された。
竏秩eAP’
本日のレースは延期された。
IMS部門予告信号は当信号旗降下、85分以降に発せられる。
竏秩eL’
競技者への通告が掲示されている。
信号旗の掲揚と同時にRRS‘レース信号’に基づく音響信号が発せられる。
8.レースの日程
1) レース日程は次の通りとする。
レース 予告信号の時刻
第1レース 10月 28日(日) 9:55 (風上/風下レース)
第2レース 10月 28日(日) 第1レース終了後(風上/風下レース)
第3レース 11月 3日(土) 8:55 (37マイルまたは25マイル)
第4レース 11月 4日(日) 8:55 (風上/風下レース)
第5レース 11月 4日(日) 第4レース終了後(風上/風下レース)
2) 10月28日と11月4日の予告信号は14:55以降には発せられない。
9.スタート海域
スタート海域は、橋田鼻灯台から南約2マイルの地点。
10.海上チェックイン
レース参加艇は、各レース日の最初の予告信号時刻の10分前から同時刻までの間にセールナンバーを表示して
、L旗を掲揚した本部船のスターン付近を通過し、出艇および乗員数の確認を受けなければならない。
11.泊地および上架
1) レース艇は、シリーズ期間中(10月28日のレース終了後から11月4日の出港まで)の泊地は、日産マリーナ東
海を使用しなければならない。
2) 上架または、ホームポートへの帰港が必要となった場合には文書で事前にジュリーの許可を受けなければなら
ない。
12.潜水用具
シリーズ期間中、水中呼吸器の使用を認めるが、プラスティックプールまたはこれに類する用具を使用してはな
らない。
13.コース
1) 第1、2、4、5レースのコースは、次の[1]または[2]の風上/風下コースとし、各マークを左側に見て回航しなけ
ればならない。
コース[1]:(3LAPS)
スタート⇒風上マーク⇒風下マーク⇒風上マーク⇒風下マーク⇒風上マーク⇒風下フィニッシュ
コース[2]:(3LAPS&1LEG)
スタート⇒風上マーク⇒風下マーク⇒風上マーク⇒風下マーク
⇒風上マーク⇒風下マーク⇒風上フィニッシュ
2) 風下マークはスターティング・マークとする。
3) 本部船はコース信号として数字旗[1]または[2]を予告信号前に掲揚する。
4) 本部船は風上マークまでのコンパス方位ならびに大よその距離を予告信号前に掲示する。
5) 第3レースのコースは
コース[1]:
スタート→生田鼻ブイ(反時計)→沖の瀬ブイ(反時計)→豊橋#1ブイ(反時計)→フィニッシュ
コース[2]:
スタート→生田鼻ブイ(反時計)→野島(反時計)→フィニッシュとし、コース[1]かコース[2]の指示は当日の
8:00に公式掲示板に掲示する。
第3レースはウェザーマークを設置することがある。
ウェザーマークを設置する場合は、本部船に青旗または赤旗を予告信号前に掲揚する。
青旗=反時計、赤旗=時計回りにウエザーマークを回航することを意味する。
14.マーク
各マークは三角形のオレンジ色ブイを使用する。
第3レースのフィニッシング・マークのみ円筒形のオレンジ色ブイを使用する。
15.コミッティーボート
1) 本部船には、JSAFエンサインを掲揚する。
2) 本部船以外のコミッティーボートにはコミッティー旗(白地に赤横線2本)を掲揚する。
16.スタート方法およびスタートに関する信号
1) スタートはRRS26の方式とする。
クラス旗はJSAFクラブ旗を掲揚する。
2) スターティング・ラインは、本部船(スターボード・エンド)のオレンジ旗を掲揚したマストもしくはポールとスターティ
ング・ライン・マーク(ポート・エンド)の間とする。
3) スタート信号から4分経過後にスタートする艇は「DNS」と記録される。(A4-変更)
17.個別リコール
リコール艇があった場合には、本部船に「X」旗を掲げ音響信号1声が発せられる。
掲揚の時間は、全てのリコール艇がスターティング・ライン、またはその延長線のプレスタート・サイドに完全に入る
まで、また規則30.1が適用された場合にはそれに従うまで、またはスタート信号後の4分間とする。
18.ゼネラルリコール
スタート信号時にスターティング・ラインのコース・サイドにいる艇、もしくは規則30の適用を受ける艇を特定できない
場合、またはスタートの手順に誤りがあった場合、レース委員会はゼネラルリコール信号の第1代表旗を掲揚し、音
響信号2声を発する。第1代表旗は次の予告信号1分前に降下する。
19.スタートの延期
スタートの延期は、本部艇に「AP」旗を掲揚し、音響信号(2声)を発して通告する。
スタート予告信号は「AP」旗降下1分後とする。
20.コースの、次のレグの変更
コースの次のレグを変更する場合は、変更されるレグの起点となるマーク付近においてコミッティボートに「C」旗を
掲げ、新しいマークの大よその方位と距離を示し、反復音響信号を発して通告する(RRS-33の変更)
ただし、通告の時点では次のマーク(または、フィニッシング・ライン)が新しい位置に設置されていないこともある。
21.コース短縮
1) コースを短縮する場合は、コミッティーボートに「S」旗を掲げ、音響信号2声を発する。
コース短縮の信号が発せられた場合は、その回航マークと「S」旗を掲げたマストもしくはポールの間でフィニッシ
ュするものとする。
2)第3レースはスタート後のコース変更、短縮は行わない。
22.フィニッシュ
1) 第1、2、4、5レースのフィニッシング・ラインは、ブルー旗を掲揚した本部船または運営艇のオレンジ旗を掲揚し
たマスト若しくはポールとフィニッシング・マークの間とする。
2) 10月28日、11月4日において、最初のレースに引き続いてレースを実施する場合には、ブルー旗を掲揚した本
部船または運営艇に「A」旗を掲揚する。
最初のレースをフィニッシュした艇は、次のレースのスターティング・エリアに向けて速やかに移動すること。
3) 第3レースのフィニッシング・ラインは、日産マリーナ東海防波堤(東側)上のJSAFエンサインを掲げたポールと日
産マリーナ東海入口灯台東、約0.1マイル付近に設置するオレンジ色マーク(円筒形)との間とし、オレンジ色マー
クを右側に見てフィニッシュすること。
フィニッシュが夜間になった場合にはフィニッシング・マークに白色点滅灯を掲げる。
レース艇はフィニッシュ約10分前に発光信号A符連送(・竏秩E竏秩E竏?)でフィニッシュの予告を行い、フィニッシュ時に
は自艇のセールナンバーを照射すること。
23.タイムリミット
1) 第1、2、4、5レースのタイムリミットはスタート後2時間、または各部門のトップ艇フィニッシュ後45分のどちらか
遅い方の時刻とする。それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。
2) 第3レースはスタート後9時間とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。
24.ジュリ竏箪r
委員長 河内 道夫
委 員 森岡 稔夫 長坂 収 豊田 哲郎 坂倉 純二 都築 勝利
25.抗 議
1) 抗議はRRS-61(RRS-62)に従って行わなければならない。
2) 抗議をする艇は、赤色旗を掲揚してフィニッシュし、フィニッシュ後その旨を本部船(第3レースは陸上本部)に通告
しなければならない。(RRS61.1-追加)
3) 抗議は所定の抗議書に必要事項を記入し、当日の最終レース自艇フィニッシュ後90分以内にレース本部に提出
しなければならない。
4) レース委員会またはプロテスト委員会によるレース艇に対する抗議の通告は当日の最終レースの最終艇フィニッ
シュ後90分以内に公式掲示板により行う。
5) 抗議にかかわる通告は、抗議締切り後できるだけ早く、公式掲示板に掲示される。
6) 抗議の当事者ならびに証人等は指定された時間にレース本部の前で待機していること。
26.失格に代わる罰則
1) RRS第2章にかかわる規則違反については、第1.2.4.5レースはRRS44.1(2回転のペナルティー)を適用し、
第3レースはRRS44.3(得点のペナルティー)を適用する。
第3レースに限り、軽微な早すぎるスタートをし、定められた方法でリコールを解消しなかった艇については、OCS
に代えて5パーセントのタイム・ペナルティが課せられる場合がある。その場合にはレース委員会の抗議は必要と
しない。
2) その他の規則違反についてはジュリーの判断により5%のタイム・ペナルティまたは失格を課すことができる。
ただし軽微な規則違反についてはジュリーの判断により罰則を課さないことがある。
3) 岩礁・海苔網などから離脱する為にエンジンを使用した場合にはジュリーの判断により、失格または20%のタイ
ム・ペナルティを課すことができる。(<帆走指示書27の1>のその他緊急事態とは異なる)
27.エンジンの使用
1) 落水者救助、遭難艇(船舶)救援、衝突回避、その他緊急事態に対処するエンジンを使用することができる。
ただし、エンジンを使用した場合には、その状況(使用した目的・時間・位置等)について、フィニッシュ後レース
委員会に速やかに報告しなければならない。
2) 投揚錨、排水および充電のためにエンジンを使用することができる。ただしプロペラが回転しないようにしなけれ
ばいけない。
3) スタート準備信号以降はエンジンを使用してはならない。
28.レース旗
レース艇はレース中JSAF所定のレース旗をバックステイに、下端がデッキ上1.5m以上になるように掲げること。
レースを棄権した場合には、直ちにレース旗を降ろさなければならない。
29.レース艇の義務
1) レース別の出艇申告をした艇がスタートをしない場合には、すみやかにその事実をレース本部に報告しなければ
ならない。
2) 棄権艇、タイムリミットにかかった艇はできるだけ速やかにその事実をレース本部に報告しなければならない。
電話、無線による場合には、必ず艇の責任者がこれを行い、第三者による伝言は避けなければならない。
30.ライフジャケット
1) 海況に応じてライフジャケット、ライフベルトを着用すること。
2) 本部船にY旗が掲揚された場合、乗組員全員はライフジャケットを着用しなければならない。
31.帰着申告
レース艇は自艇の当日の最後のレースのフィニッシュ後90分以内にレース本部に用意された帰着申告書にサイ
ンすること。
32.ハンディキャップ
1) 方式
艇の所要時間(ET)にその艇のTCCを掛け、修正時間の低い艇を上位とする。
2) 修正時間は、秒単位までを算出し、小数点以下を四捨五入する。
3) 修正時間が同一の場合には、TCC値の小さい方の艇を上位とする。
33.部門・クラス分け
2艇以上の参加をもって成立する。参加艇数に応じてさらにクラス分けをすることがある。
34.得点および係数
1) シリーズの得点はRRS付則Aに規定された低得点方法を用いて記録する。
2) 得点は5レース全てをカウントする。
3) 得点係数
本シリーズの各レースの得点係数は次のとおりとする
第1.2.4.5レース : N=1.0
第3レース : N=1.25
4) タイ
最終合計得点が同点の場合第3レースの成績の上位の艇を上位とする。
それでもタイが解けない時は、第3レースを除いたレースをRRS付則Aに規定された方法で解く。
35.シリーズの成立
本シリーズは5レースの内2レースの成立をもってシリーズの成立とする。
36.表彰
参加艇数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰する。
37.レース委員会(レース本部)の所在
10月28日(日) 7:30から18:00まで
11月 3日(土) 7:00から19:00まで
11月 4日(日) 7:00から18:00まで
日産マリーナ東海 TEL 0563-62-4511 携帯 090-4233-4407
レース委員長 森岡 稔夫 レース副委員長 長坂 収
38.緊急連絡先
蒲郡海上保安署 TEL 0533-68-4999
衣浦海上保安署 TEL 0569-22-4999